03/09/13 越前蕎麦巡り
木之本から武生まで蕎麦屋を巡って北国街道を走ってきまし た。
9時30分、木之本からR365を北上、余呉町役場手前 を右折し高時川沿いに県道284を走りました。
高時川上流には丹生(にう)ダムが建設中で、数年後には 走ることが出来なくなるようです。
ダムサイトの建設予定地までは、道路が立派に整備されつ つありますが、上流部分は集落が移転していて無人なことと、水底に沈むのを承知で全く補修がされて いませんので荒れ放題で路上に落石は勿論、川のように水が流れ出ていたり土砂が堆積していたり、石垣だけが残る廃村を巡るルートは中々ワイルドでした。
再びR365に出て少し坂道(5%程度)を登ると栃ノ木 峠(520m)、ここには「淀川の源」の石碑が建っています。栃ノ木峠からは一気の下り (5〜13%程度)です。
3Km程下ったところに板取宿があります。板取宿は北国 街道の要衝として繁栄したそうですが、今は萱葺き屋根の古民家が数件残るだけです。今庄町が保存し ようと道路は立派に石畳にしている板取宿のですが、空家や屋根に草が生えたまま など、 如何にも中途半端な保存(?)状況です。こういう物を保存するのは難しいで すね。
下りきると今庄の街です。今回の主たる目的である蕎麦屋 (ふる里)に入ります。ざる蕎麦と当地の名物おろし蕎麦を食しました。大根おろしが今一つ辛くなく もの足りませんでした。
1Km程走って古民家で週末のみ営業との看板の二軒目 (そばの里)でおろし蕎麦を、ここも辛さはありませんでしたが、小鉢におこわと煮豆が付いていまし た。
お腹一杯になって20Km程先の武生に向かいます。フ ラットな田園の快適路です。
武生の駅近くの三軒目(御清水庵)で、生ビールとおろし 蕎麦をいただきました。やっと辛さのあるおろしです。ビールには冷たく冷えた茄子の煮びたしが2個 ついていて結構いけます。また、食後に出てきた小さなボール状の黄粉にまぶした蕎麦がきは美味しかったです。
さて、予定では敦賀または木之本辺りまで自走する予定で したが、距離のわり(70Km程度)には疲れがあり、武生から輪行することにしました。ビールの誘 惑に負けたようです。
ではと、隣町の今立町の「和紙の里」にあるに四軒目(あ みだ蕎麦)を目指しました。
ここのおろし蕎麦は、大根の辛さも麺のかおりも一番でし た。本当に美味しかった。
少し食べ過ぎのお腹を抱えて、武生駅に15時30分着、 普通電車は16時24分までありません。この辺りは特急優先で普通電車は冷遇されています。
ゆっくり缶ビールで喉を潤し帰途につきました。走行: 80Km。
今庄、武生辺りの蕎麦を「越前蕎麦」と呼び、おろし蕎麦 が有名です。麺の上におろし大根の汁と出汁を合わせたものを掛け、削りかつおと葱をトッピングした シンプルなものです。1人前は少々小ぶりで、値段も500円から600円が相場のようです。一度お試しあれ。

   
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