04/10/10 鈴鹿のダムと峠

 台風22号が東北方面に去り、良い天気になるだろうと出か けました。

 いい加減なプランは以下のとおり。
 JR草津まで輪行、旧東海道を走り、土山町から青土ダ ム、野洲川ダムとダムを巡り、その後武平峠を越して三重県に。亀山の坂本の棚田を見て、山越えで再 び土山町へ。その後は体調次第で草津まで。
和中散本舗
 と言うことで、相変わらずの遅目出発。JR南草津まで 輪行、9時30分出発。南草津は一時住んだ所ですが面影はなし。

 R1を少し走り、旧東海道へ。草津本陣跡すぐを右折。 旧道をほぼ忠実に走る。自治体により保存や活用に対する取り組みも違うようで、石部町は積極的に取 り組んでいる様子。

 グループで旧東海道を散策している人たちに何組か会い ました。旧東海道は、草津〜水口まではR1と交差せずに旧道のみを通ることができます。凡そ 30Km程度。
青土ダム
 一部道に迷いながらも水口町から土山町に。登りの前に 国道沿いのコンビニの稲荷すしで昼食。土山町役場手前から、いよいよ山登り。ここまで40Km。
東風(向い風)に足を取られて、スピードが出ず少々遅れ 気味。

 青土(おおづち)集落の加茂神社の祭礼にであう。正装 の神職と紋付袴に化粧をした氏子が数名、こじんまりしたお祭り、立ち止まって写真を撮るのも憚られ るような素朴な雰囲気。写真を撮るには少し根性が要りますね。中々前には出られません。
青土ダム
 青土集落を登り詰めると青土ダム。小さいがロックフィ ル式の奇麗なダム。ダムサイトに上がってみると、写真のようにダム湖に大きな口が二つ水を飲み込ん でいます。変わった取水口だ。

 ダム湖を遡って行くとR477(下記にコメント)に合 流し、鈴鹿山脈への登りです。標高815m、武平トンネルに着。既に14時45分。走行86Km。野洲川ダム

 これからのルートを思案するが、ここまできたら三重県 の土を踏んでからとトンネルと通過。ところが三重県側は雨。濡れた路面に注意を払いながら湯の山温 泉を横目に一目散に下る。
武平トンネル
 途中、道の駅菰野に立ち寄るが何もないところ。 R306を南下し棚田はパスして亀山駅を目指す。
17時15分JR亀山駅着。走行距離100Km。
 柘植、草津経由で帰宅。
 今日は鈴鹿サーキットでF1があったようで、車内は賑 やかでした。

◆迷走国道R477
 四日市から、鈴鹿山脈を越して滋賀県の湖東平野をジグ ザクと走り、琵琶湖に架かる琵琶湖大橋を渡り、京都市左京区から京北町周山を経て、右京区越畑をと お り、八木、亀岡、豊能、池田と迷走してます。
 一度、地図でも眺めていただくと、どうしてこんな複雑 なルートを国道にしたのだろうと思われることでしょう。
 鈴鹿山脈を越す部分は、当初鈴鹿スカイラインと言う有 料道路だったそうです。

◆取水口は間違い
 青土ダムの取水口と書いたのは間違いで洪水吐(こうず いばき)と言うそうです。以下は「ダム便覧」 と言うサイトよりの転載です。写真の洪水吐は常用洪水吐のようです。
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 洪水の流入に対し、ダムと貯水池の安全を確保するため に設けられた放流設備の総称。河川管理施設等構造令では、ダムには洪水吐を設けることになっていま す。洪水調節を目的とするダムでは、常用洪水吐と非常用洪水吐を持つものが多いようです。
○常用洪水吐
 洪水調節に用いる洪水吐。常用と非常用の2種類の洪水 吐を持つダムの場合の言葉で、通常はこちらの洪水吐を用いて洪水調節を行います。
○非常用洪水吐
 常用洪水吐に対する言葉で、ダムの設計洪水流量のう ち、常用洪水吐の放流量を上回る部分を放流する洪水吐をいいます。一般に越流式の放流設備により構成 されます。

   
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