関西、とりわけ京都周辺に長く住んでおりますが、一度も
行ったことがなかった東寺の弘法さん(弘法市)に有給休暇を利用して行って来ました。
◆弘法市
弘法大師の命日・21日に東寺の境内で開かれる市を弘法市と言うそうです。テレビドラマの舞台になったり、ニュースに出たりと著名な弘法市に初めて行っ
て来ました。
ゆったりと10時過ぎに出発、R171からR1に出て東寺へ。およそ15Km:1時間。
山門前の歩道に自転車をおいて、市を見て回る。
野菜、果物、甘いもの、辛いもの、、、
お皿に蕎麦猪口、包丁、、、
お花、植木、、、
靴に下駄、着物に洋服、、、
焼きそば、たこ焼き、おでん、、、
老人、若者、おじさん、おばさん、外国人、、、
何とも賑やかな世界です。
雰囲気だけを覗きに来た私には異次元の世界、一時間ほど店を見て回り早々に引き上げることにしました。
◆河井寛次郎記念館
さあ、どこに?と五条通を東に向かい、陶芸家河井寛次郎さんの旧宅(河井寛次郎記念館)に行くことに。
河井寛次郎さんは、民藝運動の担い手として、陶芸だけでなく書、木彫等と多彩な方でした。
寛次郎さんは色々な言葉も残しておられます。”何もない、見ればある”
焼き物など、全く分からない無粋なものですが、ゆったりとしたい時には訪ねたい場所の一つです。できれば季節はずれに。
途中、少し道に迷い、おかげで「日本の紙巻きタバコ発祥の地」を見ることができました。村井吉兵衛さんと言う方が1900(明治33)年に創業されたそ
うですが、1904(明治37)年には専売法ができてJTの前身の専売公社の京都工場となったとのことです。
煉瓦作りの外観が残っています。 寛次郎記念館を南に出てすぐの所です。
さて、寛次郎記念館の前に自転車を止めて入館、入館料は900円也。
さすがに平日は静かです。下駄箱を見る
と5人ほどの先客の様子です。
二回の書斎風の部屋の寛次郎さん作の椅
子に腰掛けて、京都の町屋の風情を楽しむ。中庭には藤の花が咲いています。
二階の床の間に「楽在其中」の掛け軸が掛かっていました。
◆京都ポタリング
ゆっくりとした時間を楽しんだ後は、市内をポタリングしながら帰ることにします。
三十三間堂前から、七条通りを西に向かいます。
JR山陰線の高架を越えたあたりの道路南側には、八百屋、魚屋などの食品店が多数並んでいます。中央市場が近くにあるからでしょうか?
くるくると細い道を走っていくと、桂大橋に出ていました。
橋を渡るとバス停に「桂離宮前」とある。見られるものならと入り口を探して行ってみると、観覧券?がないと入れないとのこと。事前申し込みは宮内庁京都
事務所までと掲示あり。
桂大橋を渡ったところのガソリンスタンド脇に「蕎麦屋」の案内看板があり行ってみると予約制とのこと。因みに料金は「蕎麦コース3500円〜」と書いて
ある。
「予約制」「コース料理」「○千円」は、私に縁のない蕎麦屋です。
細い道を選って走っていると、R9中山に出てしまう。
引き返して、洛西ニュータウン脇を走って、向日町、長岡京を経由して帰宅。
本日の走行距離:46Km
お天気も良く、のんびりと走りました。(午後は風を冷たく感じました)
(05/04/22
記)
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紙巻きタバコ発祥の地
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河井寛次郎記念館
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中庭の藤
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楽在其中
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作品名は?
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