05/05/21 滋賀・東近江

 故郷で暮らす母の米寿のお祝いの会に出席するために滋賀県 東近江市(最近の自治体合併で味気ない名前となりました)まで走りました。

 お祝いの会は18時からとのことで、9時30分自宅を出発。
 およそのコースは、宇治川沿いに南郷まで、あとは湖南の山間部を栗東へ、R8、R477を通って実家までの予定です。

 大山崎から京滋バイパスの測道を宇治まで走る。サイクリングには余り面白いコースではありません。
 宇治川右岸の旅館や茶店が並ぶ道を天ヶ瀬ダム方面に向かいます。途中宇治発電所の放水路のフェンスの奥に煉瓦作りの発電所がちらりと見えます。(写真で は よく見えませんが)

 天ヶ瀬ダム・ダムサイト下には、大勢の人がいます。ダムサイト右側の蔦の絡まる煉瓦の建物の近くに行ってみると「株式会社ニュージェック 水理実験所」 の看板が掛かっている。
 何をするところなのでしょう。

 大津方面へは、ダムサイトまで一気に登らなければなりません。結構な登り坂で押しながら登ります。
 ダム湖を左に見ながら、快適なサイクリングです。山菜(蕗、ワラビなど)を探しながらの走行です。

 暫く走ると、ダム放水の警告放送のような声が聞こえてきます。ダムサイトの大勢の人は放水を見に来ていた人のようです。

 脇道に入って、ワラビを探していると水路があり、下りていって確認すると関西電力の持ち物とのこと。どこかの発電所への導水路のようです。
 ※帰宅後調べますと、宇治発電所の導水路でした。南郷から宇治発電所まで琵琶湖の水を運んでいます。

 曾束大橋のそばには「殉難碑」があり、裏を覗いてみると「昭和
年 七月十日殉難・・」と あり十数名の名前が刻まれていました。
 宇治発電所・導水路の工事での事故の犠牲者のようです。

 南郷洗堰の上を渡り、r108をジグザグと草津方面に走ります。随分山の中に入ったと思ったら、大きな住宅地があったりしてびっくりします。湖南の山と 琵琶湖まで広がる平野の縁の部分を走っているようです。

 草津川の土手から、走りにくいR1に出て我慢の走りです。
 R8との分岐を左(R8)に取ります。なるべき旧道(中山道)を走ろうとR8を縫うように走ります。
 家棟隧道という石造りの綺麗なトンネルがありま した。
 トンネル上部に大正6年10月竣工と刻印されています。

 天井川だった家棟川の下を通る旧中仙道のトンネルのようです。家棟川は改修されていて現在は平地を流れています。
 滋賀県南部の山から流れ出す川は、土砂をたくさん運んできたのでしょうか草津川などの天井川があちこちにあります。

 竜王町西横関の交差点を右折し、善光寺川土手のR477を走ります。この土手にはワラビがたくさん生えています。

 雪野山トンネルを越えて実家まで田圃の中を走ります。所々に「東近江エコ・サイクリングコース」の看板があるが、すぐに見失ってしまいます。(リンク先には今回走った「義 経ロマンと自然浴コース」は記載されていませんでした)
 一般道の歩道を利用したサイクリングコースですが、サイクリストには出会いませんでした。

 本日の走行距離:87Km、最高標高:150m(大津市上田上桐生町r108)
 本日の収穫は、ワラビをたくさんと独活の芽少々でした。

 自治体の合併が盛んに行われています。
 道路の案内表示は新しい町の名を表示していて何とも走り難い状況です。
 例えば旧水口町は近隣と合併して甲賀市となったのですが、[→甲賀市]とあっても、それは旧水口町(役場の所在地)を指すのか、旧信楽町(役場の所在 地)を指すのかすぐには分かりません。
 「○○市」が○○市の市役所の所在地を指すことは分かっていますが、合併によってどこに市役所が置かれたのか一般にはよく分からないことだと思います が。
 また、何故そんなに急いで看板(道路標識)の書き換えをしなければならないのでしょうか?よく分からないことです。


宇治川

宇治発電所放水路

水理実験所

宇治発電所導水路

宇治発電所・導水路ルート図
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南郷洗堰

家棟隧道


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