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05/03/20 日常雑感

 前回の「不忠臣蔵」の紹介の続きを準備していたのですが、今日中にはアップできそうもありません。し かし、どうしても今日書いて置きたいと思うことがあ りましたので、そんなこんなの日常の雑感を書いてみます。

◆地震
 今日は自宅にいて、九州北部の地震による強くて長いゆれを感じました。阪神大震災のゆれを思い出して嫌な気分になりました。亡くなられた方もおられたそ うですが、大きな災害にならずに取りあえずは良かったです。
 阪神大震災の罹災者の私は、あの地震のゆれがどうにも怖くてしようがありません。科学技術が進化しても自然の力には勝てそうもありませんね。

◆イラク開戦2年
 今日、3月20日はアメリカを初めとする同盟軍がイラクに侵攻して2周年です。自衛隊が出兵したり、日本人ジャーナリストが殺されたり、人質に取られた りと色々なことがあったために未だ2年かと思います。

 世界各地で抗議のデモや集会が行われたそうです。イラク戦争への抗議デモ、欧州と米国で数万人が参加 (ロイター)
 日本では自衛隊のイラクからの撤兵と、憲法改悪の動きに反対する集会が各地で開かれたそうです。

 先日のイタリア人ジャーナリスト救出時の、アメリカ軍の誤射事件だけでなく未だに多くの人々が殺されています。
 ブッシュは、ラジオ演説で、アメリカの行動によって「イラクは世界の脅威でなくなった」と述べて戦争の正当性を改めて強調しているそうです。イラク戦争開始から2年(TBS)

◆地下鉄サリン事件10周年
 また今日は、オーム真理教による「地下鉄サリン事件」の10周年記念日でした。自分たちの理想とする世界を、罪のない人の死の上に作ろうとした人たちが いたこと。そして、そのような犯罪は何処にでもいる普通の青年たちだった人達が起こしたこと。ゆっくりと考えてみたいです。

◆憂鬱
 私は2年前まで東京で働いていました。その時の部下から「大阪に出張するので、一杯やりましょうか」との誘いがありました。
 あまり人と接したくない私は、何時の頃からか自分から人を誘うことがありません。どうしても断れないつき合いには出かけてそれなりに過ごすのですが、 ドッと疲れがでます。
 昨夜は、昔の職場のこと、退職した連中のこと、互いの近況などを、酒を飲みながら語りあっただけなのですが、今日は何とも無しに身体も気持ちもかったる くて何もできずに一日を過ごしてしまいました。

◆自由と静けさ
 あまり興味はありませんが、ニッポン放送株を巡る毎日の過剰な報道には辟易です。騒ぎの当事者の彼等に加島祥造さんの「タオ −老子−」の第57章を。

 第57章 自由と静けさ

 国を治めるんなら
 その国なりのやり方が有効だろう。
 国と国が戦うんなら
 奇襲戦法をとるのが有効だろう。
 だがね、この天下、
 全世界がグローバルに
 鎮まり治まるには
 そんなこっちゃ駄目なのさ。

 どうしてそんなことが言えるのかって?
 だってよく見てごらんよ。
 いま国々ではいろんな禁止や規則を
 やたらに設けるもんだから、
 少しの金持と多くの貧乏人ができているじゃないか。
 多くの人にいろんな武器を持たすから
 どの国も不安や暴力につかまっている。
 頭のまわる人間があれこれやって
 新しい知識が生まれる。
 そして知識が生まれれば生まれるほど
 人びとは忙しくなる。
 法規や税法を細かくすればするほど
 網をくぐり抜ける悪党や盗っ人が
 増えているじゃないか。
 こんな国々がより集まったからって
 全世界が静かに治まると思うかね?

 この大きな世界が治まるには
 国も人びとも、
 できるだけ相手の自由を尊重することだ。
 そして静けさを愛することだ。
 自由と静けさ、
 それがあれば、人びとは自然に
 よく働き、繁栄が生まれてくるんだ。
 必要以上の欲望を持たなければ、
 人はじつにゆったりした存在でいるものだよ。
 こういう人びとが
 全世界にあふれてごらん
 そうしたらグローバルな平和と調和が
 成り立つじゃないか。
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