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05/04/19 岡本 欣也/寄藤文平著「大人たばこ養成講座」

 初めて、自分で読んでいない本を紹介します。
 最近また、電車の車内吊り広告にJTのたばこのマナー広告がが掲出されるようになりました。
 私が今朝見たポスターは、グリーンとブルーを基調にした爽やかな色合いで、キャッチコピーに

 横でたばこを
 吸う時に、そっぽを
 向く彼が好きだ。

 と書かれていました。こちらの「そっぽ編」をご覧ください。

 同種のキャッチコピーをいくつか紹介します。
◇ホタル族編
 ホタル族だと
 笑いながら、子供を
 大切にしている。

◇携帯灰皿A編
 煙が、下に沈むなら、
 気持ちは軽くならないだろう。

 「たば こ規制枠組み条約」が4月から発効して、たばこの広告の規制がきつくなり、銘柄の広告ができなくなったために、このようなイメージ広告を出してい るのですね。

 マナー広告シリーズの一環として「大 人たばこ養成講座」と言うシリーズがあります。
 JTのWebサイトから一部引用してみます。

 「(夕刊)大人たばこ養成講座」
 [駅でのお作法。]
 @気持ちはわかるけど、
  階段で女性の衣類を
  下からのぞかないこと。
 Aホームでは整列すること。
  前の人の新聞を
  横からのぞかないこと。
 B電車を降りたら、構内のお店
  等で一服すること。朝から、
  余裕をのぞかせること。
 〜たばこは、大人の嗜好品。JT〜

 なんともたわいのないものです。
 このシリーズの広告を書籍にしたのが表題の「大人たばこ養成講座」です。書店では平積みで「大人たばこ養成講座」や「大人たばこ養成講座(2)」の2冊が売られています。
 高価(どちらも2000円)な本で、店頭ではフィルムでパッケージングされており立ち読みができないようになっています。
 著者の 岡本欣也さんはJTのこのシリーズの広告担当のコピーライター、寄藤文平さんは同じくアートディレクターのようです。

 私は6ヶ月前までは熱心な喫煙者(ニコチン依存症患者)でした。JTが言うように、これからの世の中は喫煙者と非喫煙者が共存していくことが許される時 代でしょうか?
 私にはそのようには思えません。

◆タバコ自動販売機
 「タバコ規制枠組み条約」の発効を受けて、野放しになっていた未成年者への自動販売機でのタバコの販売を規制する仕組みが08年4月から導入されるそう です。

 タバコを買おうとする人は、タバコ店などで年齢を証明するものを提示して「ICカード」を予め購入します。このカードがないと自動販売機でのタバコは購 入できないそうです。

 62万台を超える自動販売機がせっせとタバコを売っているそうです。自動販売機メーカー各社には、新しいお札の切り替えに続く大儲けのチャンスですね。

 自動販売機の売り上げはタバコの全売り上げのおおよそ半分、喫煙する中高生の約70%が自動販売機でタバコを買っているそうです。自動販売機とその売り 上げ等についてはこちらをご覧ください。
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