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05/05/02 おしゃべりな人たち

 JR西日本福知山線の事故の被害者の救出作業が一段落し、亡くなられた方は107人(乗務員を含み) となりました。

 何時の、どんな社会問題でもおなじみの現象ですが、事故発生当時から新聞やテレビのマスコミには色々とおしゃべりな人たちが登場してきました。

 鉄道工学、交通○○学の専門家達が、あたかも科学的であるかのように、「時速○○Km/hでは脱線・転覆しない」とか、「車両は縦の力を想定しているが 横の力には弱かった」とか、未だに、「ダイヤは過密ではない」とか言っています。
 現在の情報では107Km/h前後で転覆状態だったこと、20mの先頭車両は7mまで押しつぶされていました。
 彼等の内の何人かは、どこかの鉄道会社か車輌製造会社から研究費が入っているのでしょうか?

 お笑いタレントを含む、マスコミ文化人の諸氏も、自らが正義であるような言葉でJR西日本を攻撃しています。その時々に自分をどのように売れば良いかし か頭にないのでしょうか。

 労働組合幹部の露出ぶりも見逃せません。
 わたしには「あなた達も共犯」としか見えないのですが、マスコミが会社を攻撃しているこの時期に、便乗しているでしょうか。
 「○年○月のダイヤ改正で、これだけのスピードアップにつながった」とか、「再教育に問題があった」とか。。。
 当事者の一人であることを忘れないでいただきたいと思います。

 該当電車の乗務員の家族が、マスコミの取材に応じています。
 彼女は何を目的に取材に応じて、乗務員との会話を公にしているのでしょうか?
 JR西日本は、こんなこともコントロールできない会社なのでしょうか、或いは労働組合がそのように煽っているのでしょうか?
 おかしなことです。

 JR西日本の幹部は、おしゃべり下手の最たるものです。
 事故当初から、すぐにばれるような嘘やその場逃れの言葉を重ねてきました。
 踏切事故説、置き石説、脱線133Km/h説、、、、

 国土交通大臣の人ごとのような発言も許せません。彼はJR西日本を監督する官庁の最高責任者であることを忘れているようです。
 「安全策(ATSの設置)を講じなければ、運転再開を認めない」等と言うことを、記者会見みたいなところで発言してJR西日本をコントロールする手法は いただけません。
 指示すべきことは、キチンと「指示」すべきではないでしょうか。そのことが監督官庁の責任だと思います。

 テレビや新聞での彼等のおしゃべりをスクラップしておいて、事後にゆっくり比べて見ると彼等の本質がもう少し分かりやすく見えるかも知れませんね。
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