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05/05/07 本を差し上げます[終わってます]

 この「残日録」では、書籍の紹介もしてきました。
 蔵書を持って管理するような趣味もありませんし、狭い部屋での保管も困難ですので、ご希望の方があれば差し上げたいと思います。

 整理もできておりませんので、取り敢えず手元の数冊をリストアップしました。

◆書名:二人のアキラ、美枝子の山
◆著者:平塚晶人
◆紹介:04/10/20
◆著名な登山家・松濤明と奥山章の二人をつなぐ女性・美枝子と美枝子を通してみた二人のアキラの物語です。
 著者の平塚さんも登山家です。

◆書名:風雪のビバーク
◆著者:松濤明
◆紹介:04/10/20(二人のアキラ、美 枝子の山)
◆前項「二人のアキラ・・・」の一人・松濤明(まつなみ・あきら)さんの遺稿集です。松濤明さんは井上靖さんの「氷壁」のモデルと言われています。
 この本の冒頭には、美枝子さんの文章もあります。

◆書名:井上井月
◆編著者:春日愚良子
◆紹介:05/03/05(放浪の俳人・井上 井月)
◆山頭火を知ったものが、訪れるという井月(せいげつ)の俳句より春日さんが選ばれたベスト300句です。全句に解説がされています。索引も付いていて親 切な構成です。
 井月は「我が道の神とも拝め翁の日」と芭蕉に心酔していますが、一方の山頭火は「私は芭蕉や一茶のことはあまり考えない、いつも考えているのは路通や井 月のことである。彼等の酒好きや最後のことである」と言っています。
 路通(八十村路通・はそむらろつう)は、その内に取り上げたい人ですが、現在のところ私には情報不足です。

◆書名:井上井月伝説
◆著者:江宮隆之
◆紹介:05/03/05(放浪の俳人・井上 井月)
◆芥川龍之介は、隣人であり主治医であり書家の空谷(くうこく・下島勲)に、井上井月の散逸したの句を井月の放浪した伊那谷で集めるように勧めます。
 井月の句や、エピソードを軸に再構成した物語です。
 井月の墓に詣でた山頭火は「お墓撫でさすりつゝ、はるばるまゐりました」と詠んでいます。

◆書名:不忠臣蔵
◆著者:井上ひさし
◆紹介:05/03/1905/03/2405/03/25
◆あまりにも有名な赤穂浪人の吉良邸討ち入りを描いた「忠臣蔵」、その討ち入りに参加できなかった、参加しなかった赤穂浪人19人の生き方を井上ひさし流 に描いています。
 文句無しに面白く読める一冊です。

◆書名:冬の桃
◆著者:西東三鬼
◆紹介:05/04/04
◆放浪・漂泊の俳人の一人・西東三鬼の自伝的小説(神戸、続神戸、俳愚伝の3部作)です。第二次世界大戦、戦中戦後の神戸での生活が描かれています。

◆書名:葉隠(はがくれ)
◆著者(翻訳):松永義弘
◆紹介:05/04/07
◆井上ひさしさんの「不忠臣蔵」の中(05/03/24)では、元浅野家の在々奉行・渡部角兵衛が佐賀城下で「葉隠」の著者・中村常朝に出会い常朝 に心酔していきます。
 葉隠は「武士道とは、死ぬことと見つけたり」が有名な言葉で、武士道の教科書と言われていて戦争中は国威昂揚の為に利用されたりしました。
 私の好きな言葉は、
 「人生は短い、だから好きなことをして暮らすべきである。苦を見て暮らすのは愚かなこと。
 でも、これは若者には話さないのが極意である。因みに、私(常朝)は寝ることが好きである」
 です。
 この本は、葉隠の口語訳です。

◆書名:阿弥陀堂だより
◆著者:南木佳士
◆紹介:05/04/27
◆売れない作家の夫と、心を病んでしまった妻が夫の故郷の村で新しい生活を始めます。集落の霊を慰める阿弥陀堂の堂守と、堂守の話を村の広報誌に「阿弥陀 堂だより」として執筆する女性などの関わりが描かれています。
 同名の映画も見逃せません。

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