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05/05/31 「禁煙日記」その13 世界禁煙デー

 今日5月31日は「世界禁煙デー」です。
 久しぶりに「禁煙日記」を書いてみました。禁煙は順調に進んでおり「禁煙日記」としての書き込みはこれが最後になりそうです。

 わたしが喫煙の習慣と縁を切って240日(おおよそ8ヶ月)が過ぎました。
 現在、喫煙の欲求はまったくありません。喫煙習慣を抑えているとの感覚もありませんので、イライラすることもありません。
 もう、何年も前からタバコを吸わない人のような顔をしております。

 通勤電車の車内等での他人のタバコの臭いは未だ気になりますが、以前ほど強烈な思いではありません。
 酒場で隣の人が、紫煙を燻らせていても何とも思いません。

 喫煙の習慣から開放されてから、習慣的な喫煙は肉体に害があると言うだけでなく、タバコという薬物に依存している精神病だと言うことに気がつきました。 今の私は心の病から立ち直ろうとしている時期です。
 そんな思いから、同じように依存状態にある飲酒癖から開放されたいと思って「節酒」を試みておりますが、禁酒、断酒と違い「節酒」は自分に対して甘いだ けに一層の自律が必要です。
 「一歩前進、二歩後退」のような節酒生活を送っております。

 喫煙は健康を害するとのキャンペーンは多いのですが、喫煙が薬物依存の精神病だと言う指摘がないのが気になっています。

 今年は18回目の世界禁煙 デー(World  No Tabaco Day 2005)です。
 WHO(世界保健機構)は、
 ・喫煙者は24時間喫煙を控えるように。
 ・各国政府、自治体、個人などには、喫煙と健康について考えるように。
 と呼びかけています。

 日本では5月31日からの1週間を禁煙週間としているそうですが、未だ未だ認知度は低そうです。

 今年のスローガンは「タバコに対して医療専門家は、行動し結果を出そう」だそうです。
 法規制や販売価格の設定など方法だけでなく、日常的に人と接する医療専門家は、他の人々以上にタバコの規制に貢献できる立場におり、是非行動し結果を出 してほしいと訴えています。

 世界禁煙デーの今までのスローガンをあげて見ます。禁煙に対する社会の認識の変化が見られて面白いです。

年 次
原 文
日 本語訳
1988 年
Tobacco or health : choose health た ばこか健康か−健康を選ぼう
1989 年
The female smoker : at added risk プ ラスされる女性喫煙者への害
1990 年
Growing up without tobacco 子 供に無煙環境を
1991 年
Public places and transport : better be tobacco-free 公 共の場所や交通機関は禁煙に
1992 年
Tobacco-free workplaces : safer and healthier た ばこの煙のない職場・・もっと安全にもっと健康に
1993 年
Health services : our window to a tobacco-free world ヘ ルスサービス:たばこのない世界を開く窓
1994 年
The media and tobacco :getting the health message across メ ディアとたばこ:健康のメッセージを広めよう
1995 年
The economics of tobacco control 想 像以上に大きいたばこの損失
1996 年
Sports and the arts without tobacco ス ポ一ツと芸術をたばこの煙のない環境で
1997 年
United for a tobacco-free world 手 をつなごう!たばこのない世界をめざして
1998 年
Growing up without tobacco 無 煙世代(むえんせだい)をそだてよう!
1999 年
Leave the pack behind た ばこに、サヨウナラ
2000 年
Tobacco Kills - Don't be duped そ の1本 みんなの命 けずられる
2001 年
Second-hand smoke kills : Let's clear the air. 他 人の煙が命をけずる。受動喫煙をなくそう
2002 年
Tobacco Free Sports-play it clean た ばことスポーツは無縁(無煙)です。-きれいにやろう!
2003 年
tobacco free film tobacco free fashion Action! タ バコの無い映画やファッションを流行らせよう。アクション!
2004 年
Tobacco control and poverty タ バコと貧困問題
2005 年
Health Professionals Against Tobacco-- Action and Answers タ バコに対して医療専門家は、行動し結果をだそう
 ※本項の情報源は「Anti-Smoke Site」です。

 国立がんセンターが「5月31日「世界禁煙デー」、敷地内全面禁煙のお知らせ」と言う告知で、世界禁煙デーは敷地内を全面禁煙する と発表しています。
 これは画期的な出来事なのでしょうか?
 この日だけ、敷地内全面禁煙にすると言うことは、日常的には喫煙可能な場所が複数箇所あると言うことですね。
 私にはお粗末なニュースとしか見えません。

 総務省の家計調査によると、たばこ購入費が20年間で半減したとのこと です。
 男性は全ての年齢層で減少傾向にあるのに女性は横ばい状態だそうです。
 そういえば、喫茶店やバーなどでの女性の喫煙者をよく見かけます。
 「家計のたばこ代、20年間で半減」(FujiSankei Business i. 2005/5/31)

 「上場企業の9割以上が『全面禁煙』『「分煙』」(2005年05月29日20時02分)
 上場企業の96.5%が職場を「全面禁煙」「分煙」を実施しているとのことです。
 その理由は、
 ・社員のため(8%)
 ・タバコを吸わない人のため(5.5%)
 ・テナント入居の条件(6.5%)
 ・健康増進法施行(5%)
 ということです。

 世界禁煙デーの認知度の低さ
 ・「世界禁煙デー」をGoogleでニュース検索してみると、ヒット数はわずか16件でした。
 ・社団法人日本WHO協会のホームページにも、世界禁煙デーのアナウンスはありません。
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