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05/07/08 推理小説風新聞記事

 私はおしゃれな推理作 家・佐野洋さんのファンです。
 佐野洋さんは、身近な素材を推理小説に仕立てる名人です。
 趣味のゴルフを素材にした「四千文字ゴルフクラブ」、小さな新聞記事を素材にした「内気な拾得者」と言う作品などがあります。

 しかし、そんな作家先生もびっくりの新聞記事がありました。
 是非、筆力のある方に掌編に仕立てていただきたいものです。

 中年 男が金に困って、見ず知らずの会社に電話をかけ、電話に出た女性に 「あなたの不倫の証拠を握っている。ばらされたくなければ会え」と女性を呼び出し、金を脅し取るだけでなく、強姦までしていたそうです。

 その被害は、50人以上、5000万円以上に上るそうです。

 こんなことがあるのですね。
 手当たり次第に電話を掛けたのでしょうが、出てきた女性に「あなた不倫してるでしょう」と言って、心当たりのある人がそんなにたくさんいるのでしょう か?
 仮に心当たりがあったとしても、見ず知らずの人間に会いに出かけ、金を渡してしまうのですね。

 女性は不倫相手の男には相談しなかったのでしょうか?
 何とも男には都合の良い女です。

 また、そんなにまでして、守らなければならなかった関係だったのでしょうか。
 女性は強くなった、地位も向上したと言われていますが、この記事で見る限り女性の地位は向上していません。泣くのはいつも「女」と言う図式です。

 元の記事は「『不倫の証拠ある』と恐喝、強姦の男に懲役15年判決」(asahi.com 2005年07月08日16時 42分)です。
 あまりに珍しい記事ですので、信用いただけないかも分かりませんので、全文を引用させていただきました。

◆Asahi.com の記事(引用)
 不特定多数の会社に電話し、応対した女性に「不倫の証拠がある」と言って金を脅し取ったうえ暴行したなどとして、恐喝と強姦(ごうかん)などの罪に問わ れた大阪府能勢町△△、配管工○○被告(46)の判決公判が8日、京都地裁であった。上垣猛裁判長は「追いつめられ、見知らぬ男にもてあそばれた被害者の 苦痛は計り知れない」として、懲役15年(求刑懲役16年)を言い渡した。

 判決によると、○○被告は02年8月27日、京都市内の会社に本社の部長を装って電話。応対した女性(当時35)に「不倫しているだろう。相手の奥さん が訴えると言っている」などと言って呼び出し、不倫相手の親類のふりをして示談名目で100万円を脅し取るなど、不特定多数の会社に電話して01〜03年 にかけ、大阪、京都、兵庫の3府県の12人から同様の手口で計1060万円を脅し取った。うち4人には「落とし前をつけてもらう」と言って、その場で強姦 した。

 ○○被告は公判で「ゲーム感覚で、知らない女性が言いなりに動くのが快感だった。近畿や四国の50人以上から、5千万円以上を脅しとった」と述べた。弁 護側は36人に計5380万円を返還したとして情状を求めていた。

 引用者注:原 文では、被告の氏名:○○は実名、住所△△は実在のものでした。
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