05/08/05 不祥事と高校野球
夏の高校野球全国大会への出場校が決まっていた明徳義塾高校は、学校ぐるみで暴力事件と喫煙事件の隠
蔽をしようとしていたことが、高野連への情報提供
（タ
レコミ）があって出場を辞退したそうです。
「明徳義塾が甲子園出場辞退 暴力・喫煙が判明」（asahi.com 2005年08月04日）
主催者である朝日新聞の記事はなんとなく鋭さがありませんが。
野球というスポーツは、タバコを吸っていてもできるようなスポーツなのですね。
野球選手と喫煙については「禁煙日記１１」
（
05/03/15）でも取り上げましたが、切っても切れないもののようです。
急遽、繰上げで甲子園に出場となった高知高校は、一旦切れた気持ちを立て直しての出場ですね。
何故、高校野球にはこんなに暴力事件が多いのでしょうか？
googleで「高校野球 暴力」を検索すると99000余りがヒットします。上から順に列挙してみます。
◇近畿大学付属福山高校野球部で上級生が下級生に暴力・・・
◇ＰＬ学園高の野球部員暴力事件で・・・
◇高野連は・・日本航空（山梨）の部員による暴力事件に対する・・・
◇日本学生野球協会は・・・１年間の対外試合禁止処分を受けていた鳥取城北高校の・・・
と、うんざりするほどの事件です。
因みに「高校サッカー 暴力」で検索するとヒットするのは９００件余りです。
佐野洋さんの作品に「盗まれた嘘」というのがあります。
佐野さんは、野球もお好きで野球を題材にした作品があります。
この「盗まれた嘘」は、甲子園出場が決定的な高校に対して、暴力事件があったという投書されます。
本当に暴力事件があったのなら甲子園には出場できません。何者かの謀略でしょうか？
学校の不祥事を密告することで、甲子園出場ができなくなるということが、大会開幕直前の辞退だったことで衆目を集めることになりました。
７月１６日の「事
件報道ネタ」で取り上げました警察官の小学生強
姦事件の続報がありました。
「小学女児乱暴巡査長を起訴 県警、懲戒免職に」（神戸新聞 2005/08/04）
神戸地検は強姦の罪で、甲子園署地域課巡査長、（２９）＝神戸市＝を起訴した。兵庫県警は同日、この警官をを懲戒免職処分にした。
起訴状などによると、被告は２００４年７月１６日、大阪市内のホテルで、顔見知りの女児が１３歳未満であることを知りながら、乱暴をした、とされる。
その後の兵庫県警の調べで、被告は、この女児に対して、２００３年１１月にも乱暴をしていたことが判明。同被告は起訴事実を認め、「大変申し訳なく思っ
ている」と供述している。
この警察官と少女は、以前にも関係を持っていたのですね。益々謎が深まりました。
この記事は匿名報道でした。
もう一つ、事件ネタです。
０４年４月に結婚相手の息子の嫁と子供を殺し、放火したとして起訴されていた刑務官に対し、８月３日大阪地裁で無期懲役の判決が出ました。
この判決の報道に「大阪刑務所刑務官○○被告（４８）＝休職中＝」と記述されており、関連の記事を検索してみますと、この刑務官は現在休職中で給料がで
ていたという記事がありました。
「母子殺害放火被告に法務省が給与」（スポーツニッポン）
法務省によると、被告の休職給については「６割以内」とされている割合をどの程度にするのか、また、休職処分が下った昨年12月10日にまでさかのぼっ
て支給するのかについては「検討中」という。
また、同省は被告の給与の金額に関して「個人情報なのでお答えできない」と説明。ちなみに、人事院によると、高卒の刑務官の初任給は15万7500円と
いう。
また、朝日新聞の判決に関する報道（「刑務官に無期判決 平野母子殺害事件」2005年08月03日）でも、
「逮捕時に大阪刑務所の刑務官だった森被告は、現在も国家公務員法で定められた『刑事休職』の状態にあり、給与も逮捕時の６割が支給されている。同刑務
所は『完全に否認しているため、懲戒処分は難しかった。矯正管区などと今後の対応を協議する』と語る。」
と報道されています。
刑が確定するまでは無罪の推定を受けるのですから、当然と言えば当然のことですが、市民感情としては納得できない部分もあります。
有罪だった場合、給与の返還を求めることはできるのでしょうか？
少し気になるニュースでした。
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