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05/09/22 民主党・代表選挙

 週末の連休に、子供たちの生活する東京郊外の街に出掛けてきました。
 娘婿たちと少々痛飲して、二日酔い気味の一日もありましたが、久し振りに会う孫達との時間も有意義でした。
 「残日録」への書き込みも少々遅れ気味であります。

 先の総選挙で「政権交代」を訴えていた民主党が後退し、党首(代表)の首をすげ替える選挙があり、前原誠司さんが新代表に選ばれたそうで す。
 「民主党新代表に前原氏、2票差で菅氏を破る」(asahi.com2005年09月17日)

 この代表選挙で感じることをいくつか書いてみます。

◆改憲への加速
 前の書き込みでも書きましたように、今回の 選挙で改憲派議員は9割を超えたそうです。

 「前原氏会見「改憲、自民と協議」 公明、はや大連立を懸念」(産経新聞2005年 9月18日 (日) 02:36)
 前原さんは代表就任の記者会見で『民主党は改正が必要だという立場だ。改正を必要としている政党としっかり議論する中でまとめていく』と述べ、自民党と も協議する考えを示したそうです。

 前原さんは、同じ記者会見の場で「憲法9条の1は良いが、2は削除し自衛権を明記する」といわれているそうです。
 憲法9条


第9条  日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、 永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 また、公明党は自民/民主の大連立になれば自分たちの立場が危ういと懸念しているそうです。

 民主党は、自民党から出てきた人、民社党の人、社会党右派の人たちが作った保守政党です。
 彼らが叫ぶ「政権交代」も、小泉さんの叫ぶ「改革」と同様に、私たち庶民への負担を大きくするだけのものに聞こえま す。

 「交代」や「改革」を叫ぶことが、歴史の流れを押し進めているようなキャンペーンは大間違いです。
 彼らは歴史の流れを「いつか来た道」へと押し戻しているのです。

◆選挙人
 民主党の代表選挙には、党員とサポータと呼ばれる人たちに選挙権があるとマスコミが報じていた時期もありましたが、今回は両院議員総会で選出されたそう です。民主党の党員やサポータが選んだ人が代表を選んだのではないのです。

 政党にとって国会議員とは、自分達の理想を実現するための一つの役割を担っている人たちであって、党員の上に存在するものでは無いように思います。

 私には「民主」的でないように見えました。

◆松下政経塾
 前原さんは松下政経塾の出身者です。松下政経塾のホームページによりますと、出身の議員などは下記のとおりです。
 ◇衆議院議員
   自民党:13
   民主党:15
 ◇参議院議員
   自民党:1
   民主党:1
 ◇都道府県議員
   自民党:7
   民主党:6
   無所属:3
 ◇市町村議員
   公明党:1
   民主党:3
   無所属:10
 ◇市区長:5
 ◇知事:1

 公明党に次ぐ議員数を持つ政界の一大勢力です。
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