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05/11/18 こんな人も民主党

 11月18日大阪地検特捜部は、民主党衆議院議員・西村真悟氏の弁護士事務所の職員(当時)とその妻 ら合わせて4人を弁護士資格がないのに弁護士活動を 行っていたとして弁 護士法違反(非弁活動)と組織犯罪処罰法違反(犯罪収益処分の事実仮装)の容疑で逮捕した。また、堺市の西村議員の事 務所などの家宅捜査した。

 西村議員はテレビのバラエティ番組に出演し右翼まがいの発言を繰り返している人です。
 私の嫌いなマスコミ芸者の一人です。

◆報道されている事件の概要
 この元職員は、1998年(95年との報道もある)政策秘書の紹介で西村議員の弁護士事務所に採用され、04年まで保険金請求などの業務をしていたそう です。(01年にこの男が政治団体(右翼?)の元構成員とわかり雇用関係を解消したとの報道、00年に非弁活動をしていたので解雇との報道もあります)
 その後は、弁護士事務所の残務処理としてこの男を使っていたそうです。

 直接の容疑では01年2月から04年10月にかけて弁護士の資格がないのに、交通事故の被害者と保険会社との示談交渉を行い約4200万円を得ていたと のことです。
 取得した金は、振り込ませた口座から別の口座に70数回に分けて別の口座に移していたそうです。(どちらの口座も西村議員名義)

 ある時は右翼団体の関係者と名乗り、ある時は西村議員の弁護士事務所の事務局長を名乗り、弁護士事務所名の印刷された名刺(弁護士西村真悟 法律事務所事務局長)を持ち歩き、印鑑は弁護士事務所の印鑑を使用し、報酬の振込先は弁護士事務所の口座を指定していたそうです。

 「西村真悟議員関係者を逮捕 弁護士法違反の容疑」(朝日新聞 2005年11月18日)
 「民主・西村議員の元職員ら逮捕 弁護士法違反容疑」(産経新聞 05/11/18)
 「『西村法律事務所』名乗る 無資格で活動、元職員を摘発 議員本人も聴取」(産経新聞 05/11/18)
 「民主・西村議員の元職員ら逮捕へ 弁護士法違反容疑」(産経新聞 05/11/18)
 「ニセ弁護士が示談交渉、西村真悟議員の名前使い」(2005年11月18日  読売新聞)
 「西村真悟議員事務所を捜索へ 関係者が弁護士法違反容疑」(朝日新聞 05/11/18)
 「西村議員事務所を捜索、元職員が弁護士法違反の疑い」(日経新聞 05/11/18)

◆西村議員の責任
 報道されているように、男らがここまで弁護士或いは弁護士事務所と密接な関係を持っていると、交渉相手は弁護士・西村真悟の職務として行われていると思 うのが自然ですね。

 西村議員は事件への関与を否定しているそうですが、法律の専門家が弁護士として使用する印鑑を「政治団体の元構成員」に自由に使わせることだけでも、そ の責任は免れないでしょう。

 また、事務所の口座が使用されていたのですから、口座の金の出入りを見れば「残務処理」で入金された金かどうか解るはずです。
 西村議員の事務所の台所事情は4000万円を超える金の出入りなど気にならないほど豊かだったのでしょうか?

 テレビのバラエティ番組で、下らぬ話をしている暇があれば事務所の管理をキチンとされますように。

 民主党は党の顔を選挙後に挿げ替えましたが、党首が改造内閣にエールを送ったり、A級戦犯を戦争犯罪者でないと言う議員がいたり、選挙運動中 も覚せい剤が手放せない前議員いたり、息子が暴力団員で親爺はよど号乗っ取り犯たちを支援する人が議員になったりと何でもありの政党です。
 野党第一党に対する国民の期待を裏切らないで欲しいものです。

◆西村議員の憲法観
 西村議員のホームページに「政策」 として憲法について書かれたページがありましたので紹介します。

◇翻訳した文章だから意味がわからない部分があり解りやすい日本語に変えなければならない。
◇日本は「立憲君主国」だから天皇を「元首」にする。
◇国防の為に、軍隊の保持とシビリアンコントロールを明確する。
◇基本的人権を見直し、国民の義務に「祖国への忠誠」を明示する。

 等といわれています。
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