05/12/13 馬鹿な話・馬鹿な人たち
◆マネーゲーム
新興市場の東証マザーズに上場したばかりの会社の株式の売買を巡って馬鹿なことが起きています。
この会社の発行済株数は14,500株にもかかわらず610,000株を1円で売るという注文がされて株式市場に混乱があったそうです。
61万円で1株を売る心算の証券会社が誤って注文を出したことが原因だそうです。
14,500株しかないのに、どうして610,000株の売買ができるのでしょうか?
株式取引と先物取引は、無い物を売買するという意味では同じなのですね。
東証の売買システムにも問題があったそうです。
相変わらず東証ですね。システム開発会社(富士通)の責任も重大でしょう。
富士通は、このシステムの開発で何人の社員が開発に関わったのでしょうか?
利益を優先させる為に、下請け・孫請けに丸投げに近い構造はなかったのでしょうか?
◆貨幣の単位
▽みずほ証券の損失は400億円
▽石油温風暖房機での死亡事故関連の松下電器産業の損失?:200億円
▽東京三菱銀行・派遣社員による詐欺:10億円
▽カシオ計算機の資金部次長が横領・着服:116億円
このような金額が報道されるたびに思うのは、この「円」は私たち庶民が知っている「貨幣」の単位:円とは違う単位ではないかでしょうか。
私が働いていた会社は、9月期の中間決算で、半期の売上は150億円、通期予想は350億円と発表しております。
働いていた当時の社員の生産性を知っておりますが、100人足らずの社員で3.5億/人を売上るとは、神の力のような人間の力以外が作用しているので
しょうね。
ここでも、私の知っている貨幣の単位:円でないものが使われています。
◆耐震強度偽装事件
黒幕は誰なのでしょうか?
政権与党の中に黒幕がいるのではないかとの噂もインターネット上では囁かれています。
偽装の仕組みは簡単なもので他にも同種の輩がいるのではないでしょうか?
また、政府の支援策決定が異常に早いことも不自然ですね。
政府の支援策は「構造計算書偽造問題への当面の対応について」(05/12/06)をご覧ください。
被害者の方たちへの支援が速やかに決定することは良いことですが、阪神淡路大震災、中越地震で被災者の自宅の再建に公的資金は使えないと頑なに言ってい
た政府の見解はどうしたのでしょう。
今後発生する不動産の売主と買主の間でのトラブルについても、同種の支援をしていくのでしょうか?
◇中越地震の時には下記のような報道がされています。
「補修費や新たな住宅の建設・購入費への給付は、財務省が『私有財産の形成に税金を投入すべきでない』と反対、対象外になっている。」
「生活環境改善が最大の課題 住宅再建で公的援助拡大 」(共同通信 04/10/29)
◇「政府の方針について、石原慎太郎東京都知事は9日、『国に強い要求
をし、そのいかんによっては行政訴訟もして、本来国が払うべきものを国が払ってほしい』と述べ」た。
「責任は国に、訴訟も検討」石原知事、耐震強度偽装で」(朝日新聞 06/12/09)
◆建築現場の良心
偽装を図った建築士の職業倫理については種々報じられていますが、実際の工事をした現場の鉄筋工らは明らかに鉄筋の量の少ない工事をただ黙々とこなして
い
たのでしょうか?
現場の作業者も、金をもらえばどんな工事でもするということなのでしょうか?
彼らの職業倫理はどこにいったのでしょうか?嘆かわしいことです。
◆前原誠司民主党代表
先ごろアメリカを訪問し、自民党の国防族顔負けの発言をしていたそうです。
「原油や物資を運ぶシーレーン(海上交通路)防衛のうち日本から千カイリ以遠については『米国に頼っているが、日本も責任を負うべきだ』。このた
め『憲法改正と自衛隊の活動・能力の拡大が必要になるかもしれない』
「『集団的自衛権を行使できるよう憲法改正を認める方向で検討すべきだ』と踏み込んだ。」
小泉自民党総裁が、連立を持ちかけるはずですね。
二大政党制などとチャンチャラおかしいことです。
平成の大政翼賛会ではないでしょうか?
こんな民主党に誰が期待できるのでしょうか?
民主党のWebサイトには、前原発言につ
いて一言も掲載されていません。
この発言は民主党の公式な見解なのでしょうか?
「前原
発言
外交センスを疑う」(朝日新聞 05/12/11 社説)
◆関西訛り
経営総合研究所(総研)の内河健所長が、時々テレビで発言していました。
胡散臭いじいさんの変な関西弁の訛りが気になりました。
関西訛りが、彼の胡散臭さを増幅しているようです。
そういえば、ライブドアとフジテレビの株取得問題で仲裁?に現れたソフトバンク・インベストメント(SBI)の北尾吉孝社長も変な関西訛りでした。
首都圏の職場で、関西出身の上司は、怒ったり、脅したりする時は関西訛り、他の場面では一生懸命標準語を使おうとしていました。
関西に在勤中は反対の用法でした。
ドラマで柄の悪い人や、胡散臭い人は何故か関西弁(関西訛り)を使うように演出されています。
|