06/02/23 推理小説のトリック・ネタ?
最近経験したことで、推理小説のトリッ
クとして使えないかと思うようなことを紹介します。
◆郵便物の詐取
読みたい本をインタネットの「日本の古本屋」
で探
して買うことが良くあります。
このサイトには日本全国の2400件の古書店の古書目録が検索して購入することができます。
ほしい本を見つけて注文すると、加盟店に注文データが送られ注文主との間で売買をする仕組みです。
通常は下記のような流れ
@ウェブサイトで古書を検索
↓ ほしい本を発見
A注文
↓
B日本の古書店より注文受けのメール
↓
C加盟店より確認メール(在庫の確認、金額、発送方法、支払方法など)
↓
D着荷(振込用紙が同封)
↓ 冊子小包が多いです
E支払(郵便局で振込)
今回はどうしたわけかCの連絡がなく、郵便局の不在配達票が入っていました。
郵便局もサービスがよくなっています。「電話」「ファックス」「インターネット」
「郵便」と4つの方法で再配達或いは配達先変更の依頼が出来ます。
私はインターネットで職場へ転送を依頼しました。
必要な情報は以下のとおりです。
・郵便物の種類
・普通or速達
・住所、氏名、電話番号
・再配達先の住所、氏名、電話番号
簡単に依頼ができ、無事に本を手にすることが出来ました。郵便物には私が依頼した内容がプリントされて貼り付けられていました。
郵便局に不在持ち帰りの郵便物を取りに行くには、不在配達票、本人証明用に免許証などと印鑑が必要なのにも拘らず。
◇推理小説風に
インターネットや電話での配達先の変更は、証拠となるものが残りません。
他人宛の郵便物を詐取することは出来そうです。
Aさん宛てにきた郵便物が不在で持ち帰られたことを知った悪意のBは郵便局に電話してBの関係する場所(自宅、会社、知人宅等)に転送を依頼します。
郵便物はごく簡単にBの手に渡ります。
Aさんは、1日、2日は自分宛の郵便物の存在を知らずにいるでしょうから、犯罪の発覚が遅れることになります。
推理小説にするには、この郵便物の中身を何にするかが重要ですね。
誰が見ても価値のあるもの(現金や有価証券)は書留などにされて配達先まで管理されますから足がつきやすいです。
ある人にとっては余り価値がないのだが、ある人にとっては重要な価値があるようなもの。そんなものあるのでしょうか?
◆電話の転送
小さな事務所の留守番みたいな仕事もしています。
不在がちなので、NTTの「ボイスワープ」というサービスを利用しています。
事務所にかかってきた電話を他の電話に転送するサービスです。
この機能をオンにセットしておけば、1234番に架かってきた電話は予め登録している4321番に転送されます。
1234番に電話を架けた人に全く分からずに、電話を4321番に転送することが出来ます。
ボイスワープには色々な機能があります。ここで紹介したのは無条件転送という機能です。
◇推理小説風
転送サービス(ボイスワープ)はNTTに届けなければなりませんので、犯罪のアリバイに使うことには無理がありそうです。
札幌に電話を架けたと思わせておいて、那覇で電話に出ることが出来るのですから良からぬことに使えそうです。
大阪の街で、京都に住むA男は結婚詐欺目的で「今日は出張で札幌から来た」とB子に近づきます。
A男とB子は「恋愛関係」におちいり、B子は少しずつ金をせびられていきます。いつもは携帯電話で連絡しあうのですが、A男に不信感の出てきたB子は札
幌の自宅だと言われた電話番号(011-123-45xx)に電話を架けます。電話はちゃんと繋がってA男が電話に出ます。
A男が嘘をついていないことに安心したB子はまた金をせびられ続けるのです。
転送された電話には、もともとの発信者の電話番号が表示されますから、何人もの女性を手玉にとるような詐欺師なら、こんなことを考えそうかなと思いまし
た。(発信者番号通知を契約しておく必要がありますが)
こんな風に考えていましたら、発信者番号を偽装して詐欺に使うようなことが出来るそうです。
例えば孫の携帯電話の番号に偽装して、おばあちゃんに電話して信用させて「振り込め詐欺」に使うことが出来るそうです。
「発信者番号の偽装表示〜各社が対策進める」(ITmedia 05/02/18)
◆大阪市の「歩行禁煙」
大阪市が歩きたばこを禁止する条例を制定という報道がありました。
06年9月からの実施を目指しているそうですが、その内容はなんとも大阪市らしいものです。
違反者には違反金を取るとのことですが、その金額は1000〜2000円、しかも「路上喫煙禁止地区」での歩きたばこが対象、しかも、しかも「路上喫煙
禁止地区」の制定は07年4月になるそうです。
「歩きたばこ、大阪市も禁止 条例制定、9月施行へ」(朝日新聞 06/02/22)
◆おばんざい
この拙いサイトを見ていただいて、ご連絡をいただいた方とたまたま京都で食事をすることになりました。
お酒中心の居酒屋なら、それも大阪・梅田界隈なら何とかなるのですが、京都で食事をとなると知っているお店は一軒しかありません。
お店の名前は「おばんざい・蜂巣(はちす)」、場所は二条城の前に全日空ホテルと京都国際ホテルが並んであります。その二つのホテルの裏(東側・油小路
通)にあります。間口の小さなお店です
カウンターの上に大鉢の料理が、7、8種類並んでいます。
白菜の豚肉味噌煮、切干大根の煮物、近江八幡の赤い蒟蒻の煮物、、、
先付けは小さな料理がなれべられて、無粋な男でもどれから食べようかと楽しいものです。
お刺身類も日替わりで鮮度の良いものがあります。
京都のおばんざいというとたいそうな料理のように聞こえますが、主人曰く家庭のお惣菜とのこと。
気楽にいただくことができます。
カウンターの中にはご主人、奥の調理と外回りは奥さんというコンビで仲良くやっておられて微笑ましいことです。
◇お店のデータ
▽Tel: 075-213-1170(予約をされた方が安心)
▽営業時間 17時〜22時(水曜休)
▽予算は3000円〜5000円くらい?
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