06/03/18 Winny騒動
◆ウィニー(Winny)
ウィニーというソフトウエアをインス
トールしたパソコンから色々な情報がばら撒かれています。
小さなものでは恋人と愛の写真から、大きなものは自衛隊の機密情報まで種々雑多な情報がインターネットの世界を飛び交っています。
ウィニーは他のコンピュータにあるファイル(所有者が公開した)を自分のコンピュータに取り込むことができます。インターネット上の情報をみんなで共有
することができるソフトウエアです。
何に使っているのでしょうか?
私が写した綺麗な写真を誰かに見て欲しいから公開するのでしょうか?
そんなことはしませんね。ブログとかオンラインアルバムとかにアップすればよいのですから。
例えば音楽や映画、ゲーム等のソフトの場合はどうでしょう。
自分が買った(借りた)ソフトとダビングして、パソコン上に「公開」すれば、他のウィニーのユーザはただでそのソフトを利用することができます。ウィ
ニーを通
して流通しているのは殆どが海賊ソフトや裏ビデオの類ではないでしょうか?
◆アンチニー(Antinny)
そんな人たちをターゲットにしたウィルスがアンチニーと呼ばれるものです。
ウィニー・ユーザのパソコンに侵入してパソコンにあるファイルを勝手に「公開」してしまいます。
こうして、ウィニーをインストールしているパソコン内の情報はインタネットの世界に晒されてしまいます。
◆情報管理
下記の表はウィニーによる情報流出として報じられたものの一部です。
報道の対象となるのですから、それなりにネームバリューの大きな企業や組織ばかりが並びます。
実体はこの数十倍もあることでしょう。
情報流出の典型的なパターンはこんなものです。
◇ある男は、好きな音楽やエロ動画を無料で取り込むことができるウィニーをインストールして使っています。
間抜けたことにウィルス対策ソフトは使っていません。
◇そんな男が自宅で仕事をする必要があるという口実で、会社の顧客情報などを自宅に持ち帰り自分のパソコンに保管します。
◇こんなパソコンがウィルスに侵されることは不思議なことではありません。
こうして、会社の顧客情報は世間にばら撒かれてしまいます。
企業(組織)の情報管理の甘さが目に付きます。
悪意を持った人たちにとっては、自衛隊の情報管理も原子力発電所の情報管理もいとも簡単に盗むことができることが証明されました。
◆人品の卑しさ
情報流出にも色々なパターンがあるのでしょうが、今回のウィニー騒動を見ていると心貧しい人たちの顔が目に浮かびます。
◇他人の権利を侵害する人たち
ウィニー・ユーザのほとんどは、他人の権利を侵害しても平気(鈍感)な人たちだと思います。
ソフトウエアを作った人(著作権者)の権利の侵害しています。
そして、自分たちを信頼して個人情報を提供した顧客などの信頼を裏切っています。自衛隊の幹部隊員は国民の負託まで裏切っています。
◇スケベな人たち
どうしようもないですね。
インターネット上のエロい動画をせっせとダウンロードして涎を流しているのでしょう。
◇貧乏臭い人たち
他人の作ったものを楽しむのなら、正当な対価を払って楽しむべきではないでしょうか。
対価を払わない人を「泥棒」と呼びますが。
教師を含む公務員の割合が多いですね。
◆情報を流出させたバカな人たち一覧
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