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06/03/26 腹だしき交々

 書きたいことはたくさんあるのに、中々頭が回りません。
 前回に続いて、報道ネタを中心に腹立たしきことを書いてみます。

◆奢る大企業
 娘夫婦はトヨタ自動車製のミニバンに乗っています。
 この車の具合が悪いのでと、購入元ではないトヨタの正規ディーラーに点検依頼をしましたところ問題ないとのことで、不具合を感じながらも日常的に使って いました。

 少し遠くに出かけるのでとタイヤ専門のショップで点検してもらったところ、タイヤが片減りしているのでタイヤ交換が必要、また車軸がづれているようだと のこと。早速、先のディーラーに再点検を要求すると、ホイール・アライメントが正しく調整されていなかったそうです。

 このディーラーに謝罪と不必要であったタイヤ交換の費用の弁済を求めると、購入元のディーラーで再度点検をしたうえで保証などの話は購入元のディーラー としてくれとのことで す。
 購入元のディーラー(こちらも正規ディーラー)は少し遠くにあり車を預けられないので、正規ディーラー同士で処理して欲しいとの要求は入れられませんで した。

 トヨタ自動車のお客様相談室に電話をしても、メーカーであるトヨタ自動車には一切の責任がないと言い、あたかもクレーマーのような扱いを受けたとのこ と。

 何のための正規ディーラーなのでしょうか?
 ディーラーからの出荷時の品質はメーカーにはないのでしょうか?

 最初の点検を怠ったディーラーと粘り強く交渉をした結果、謝罪とタイヤの交換費用を弁済してもらいました。
 でも、彼らが本気で謝罪しているとは思えません。クレーマーからのしつこいクレームの処理マニュアルどおりに処理をしたのでしょう。
 顧客と大企業であるメーカーには、明らかに力の差があります。奢る大企業の素顔を垣間見たような気がします。

◆耐震偽装事件
 耐震強度不足のマンションを売ったヒューザーと公明党の関係が少しずつ明らかになってきました。
 事件発覚直後に、いち早く「国が救済する」との公明党の北側国土交通大臣の発言や、武部自民党幹事長の「悪者捜しに終始すると、マンション業界はつぶ れ、景気がおかし くなる」等の発言が思い出されます。

 彼らはこの問題が国民の目に明らかになる前に幕引きをしたかったのでしょう。

◇公明党の区会議員の娘に2000万円
 公明党の有川靖夫・大田区議は長女の音楽活動に対してヒューザーから2000万円の資金援助があったという週刊誌の報道を受けて公明党を離党したそうで す。

 この有川区議は、ヒューザーの小嶋社長とも親しく、偽装の発覚前に公明党の山口那津男参院議員に紹介し、国土交通省の担当者に会わせていたそうです。

 2000万円といえば庶民には莫大な金です。
 他人から指摘されて認める、党を離党する、公明党は「すでに離党しているので本人に聞いてほしい。それ以上の見解は党としては出さない」とほざいていま す。

 馬鹿なメール問題など早く止めて、この問題を徹底的に洗い出して欲しいものです。
 マスコミは意図的になのでしょうかあまり取り上げていません。

 「東京・大田区議が公明党離党 長女にヒューザー側が援助」(朝日新聞 2006年03月22日)
 「耐震偽装 公明大田区議が離党 ヒューザー社長と親密」(しんぶん赤旗 06/03/23)

◆迷走する経済産業省
 PSE問題の経緯について、朝日新聞の記事を引用してみます。

-----引用-------
 <電気用品安全法(PSE法)を巡る経緯> 安全性を示す「PSEマーク」がついた製品以外の販売を禁止する同法は01年4月に施行され た。今年4月からは中古の楽器や音響機器にも適用される。これに対し、坂本龍一さんら音楽家の団体やリサイクルの業界団体が反発。経産省は今月半ば、希少 価値の高い「ビンテージ製品」を条件付きで販売禁止の対象外にすることなどを緊急対策として発表。さらに24日には、マークのない中古品でも後日検査すれ ば「レンタル」扱いで販売できる、とする新たな措置を打ち出した。 「ビンテージってなんや PSE法で電気街・日本橋も混乱」(朝日新聞 2006年03月25日)
-----終り-------

 4月から中古家電は認可を受けた業者が定められた検査をしたものしか販売できなくなります。これに対する中古販売の業者やビンテージ楽器を使用する音楽 家などから反発の声が出ていましたが、経済産業省は何とも曖昧な結論で検査に合格していない製品の販売は「販売でなくレンタルだ」と詭弁を使って解決しよ うとしています。
 木っ端役人の頭の構造が見えそうでおもしろいことです。

◆岩国住民投票
 岩国市民は岩国基地への米空母艦載機移 転計画の賛否を問う住民投票で投票者の90%近く、有権者の過半数が日米両国の住民を無視した頭越しの合意につい て「NO」と意思表示をしました。

 政府は、安倍官房長官は住民投票妨害の繰り返し発言にみられるように住民投票を無視してきました。
 そして、投票結果を受けても「国防は国の専権事項」と住民投票の結果を無視しようといています。
 「国」って何でしょうか?行政機関としての内閣を指しているように思えてなりません。

 憲法の前文は「そもそも国政は、国民の厳粛な信託による ものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する」と宣言しています。

 憲法を守らなければならない行政府が憲法を踏みにじった発言を繰り返しています。許せないことです。
 こういう勢力には選挙で「NO」と意思表示をしましょう。

 「岩国基地住民投票 民意を重く受け止めよ」(中国新聞3月13日付け社説)


◆今週の野菜
 二十日大根は間引きをしました。間引き菜は少しでしたが美味しくいただきました。
 また、人参だと思っていた芽はほうれん草のようでした。
 どちらも可愛い本葉が出てきています。

 NHKの園芸番組?で調味料のコリアンダーの実を蒔いていたのを思い出し、家にあったコリアンダーの実を植木鉢に蒔いてみました。芽が出るか楽しみなこ とです。

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