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06/04/23 ビル・トッテン「不健康な物を食べない権利」

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 4月22日はアースディだそうです。
 1970年4月22日にアメリカの学生が環境汚染に反対するように呼びかけたことがきっかけで毎年4月22日を環境問題への関心を示す行動をする日に なっているそうです。日本では1990年から各種イベントが開催されています。

 私は環境への認識が低いのかもしれません。
 みんなで打ち水(打ち水大作戦)と か、みんなで電気を消しましょう(100万人のキャンドルナイト)とか、クールビズとか、チーム・マイナス6%などというイベントが、環 境汚染の本質的な問題を隠しているのではないかと思っています。

 環境汚染の原因が企業の利益優先にあること、最大の環境汚染は戦争だという二つの視点で少し勉強したいと思っています。

 さて、今回はアースディに少し関連するかもしれない話題です。
 いつも紹介しているソフトウエア販売会社アシストの社長、ビル・トッテンさんのコラム「OurWorld」から「不健康な物を食べない権利」(Our World 06/04/17)を紹介します。

◆コンビニの弁当
 コンビニで販売されている弁当がいかに有害かと言うことが書かれています。

 「その情報は西日本新聞社が発行する『食卓の向こう側』という冊子で、福岡県内の養豚農家で月20万円の餌代を浮かせるために、回収業者からのコンビニ の弁 当やおにぎりを母豚に毎日3キロずつ与えたところ、奇形や死産が相次いでいたことが分かったという。具体的なコンビニ名は報道されていない。」(引用)

 西日本新聞の「食 卓の向こう側」サイトはこちらです。

 3ヶ月コンビニからの廃棄食品を食べさせつづけたら、奇形や死産が増えたということは、人間にも有害なはずです。
 その危険な食品添加物の使用の可否は国が決めています。「日本食品添加物協会
 安くて、美味しそうに見えて、美味しくて、腐りにくくするための食品添加物が、人の命を奪うかもしれないのです。

 コンビニの弁当と健康の相関関係は「アスベストの被害が何十年もたってようやく証明されたように、多くの人々の命を犠牲にした後で、製造元や行政が責任 を押し付けあうような状況になるのであろうか。」(引用)

 多くの人の命を犠牲にしないと、社会は進歩していかないのでしょうか。

◆これも自己責任
 「自己責任の時代、多くの選択肢の中からその商品を購入したのはもちろん消費者の責任であり、売り手にしてみても政府の食品安全委員会が認める範囲での 添加物の使用だということになる。」(引用)

 小泉首相がよく使うことばに「自己責任」があります。
 高利の金を借りて破産し自殺するのも「自己責任」、身体に害のあるような食品を食べて身体が蝕まれても死に至っても「自己責任」というのでしょうね。

◆毒入り危険!
 「現代社会が直面している問題は、人々がなるべく早く、なるべくたくさんもうけようとしていることに起因する。」(引用)

 私たち消費者が「農薬漬けの輸入野菜を使い添加物にまみれた安くて便利な弁当を買うことも、お金と時間を節約するためだ。それが分かっていても、この問 題を解決することは容易ではない。なぜなら最も多くお金と権力を持ち、社会に大きな影響力を持つ人々が『早く、たくさんもうける』ことを教育やメディアを 通して喧伝しているのだから。」(引用)

 私たちもお金や時間と交換に、有害な(毒の入った)食べ物を口にしているのですね。
 金を儲けようとする守銭奴たちは、金の力で「毒入りで危険」な食べ物を、安全で、美味しくて、格好よくて、おしゃれな食べ物のように宣伝しているのです ね。

◆買わない権利、食べない権利
 「せめてこれに気付いた国民は、危険で不健康な食べ物を食べない、買わないという権利を行使するしかない。」(引用)
 
 もう少し時間を掛けて、もう少しお金を掛けて、美味しいものをゆっくり食べましょう。
 食べ物だけでなく、不用なものも買わないでシンプルでスローな生活をしたいものです。

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