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06/09/20 地方紙より
 書きたいことがいっぱいあるのです が。。。
 今回は地方紙の記事を眺めて見ます。

 でも、書きたいことの一端を。

◇牛丼チェーンのアメリカ産牛肉を使った牛丼の販売をテレビ、新聞は報道するのでしょうか?
 彼らはアメリカの肉牛生産者、加工業者、輸出業者、アメリカ農務省、ブッシュ政権の手先なのでしょうか?

◇竹中平蔵
 彼は何故、政権に尻尾を振ったのでしょうか?
 彼は何故、参議院議員選挙に出たのでしょうか?
 最悪の男です。

◇割れ窓理論
 小さな違法行為を取り締まることが、大きな犯罪を防ぐように思います。
 不法な停車、駐車を何故徹底的に取り締って来なかったのでしょうか?
 酒気帯び、飲酒運転を何故徹底的に取り締って来なかったのでしょうか?

 さて、本題に。
 地方紙には、ほのぼのとした季節の話題だけでなく、この国の病巣が見え隠れします。

◆医者のいない病院
 北海道江別市立病院の 内科系 の常勤医が9月末でいなくなることから、医師の派遣を要請されていた札幌医大は「10月1日からの派遣は困難」との回答をした。

 北大からの医師の派遣も困難のようで、医師のいない病院という異常な状態が未だ続くそうです。
 「江別市立病院に常勤医の派遣は困難 札医大が中間報告」(北海道新聞 06/09/20)

 大学の医学部の存在意味、意義って何なのでしょうね。

 ところで江別市立病院の内科医の総辞職はどのような経緯なのでしょうか?
 毎日新聞の報道によると、3月末まで12人いた内科系の常勤医師のうち5人が6月までに民間病院への転職したり開業をした。残る7人も9月末までの退職 の予定だそうです。

 「同病院は夜間急病診療所も併設しており、急患の入院に備えて内科系医師が1人で月5〜6回当直するなど、過重な労働条件が問題になっていた。さらに民 間病院との待遇の差が、相次ぐ退職に拍車をかけているとみられる。」(引用)
 「江別市民病院:内科系常勤医師、相次ぐ退職で9月末にゼロに」(毎日新聞 06/08/26)

 いったい何があったのでしょう。
 職場を守り、労働環境を良くし、地域の医療を守るという医者はいなかったのでしょうか?
 この地域に赴任して地域医療を守るという医者はいないのでしょうか?

◆こちらも医師不足?
 新潟県魚沼地域に設置予定の病院の医師確保等について、新潟県と新潟大学が話し合いを始めた。
 今後は、医師の派遣条件などの条件を検討し来春に覚書を交わすこととなる。
 「医師確保で来春覚書 魚沼基幹病院」(新潟日報 06/9/20)

◆もう一つ医師不足
 富山県では産婦人科医が不足しており、新たに小矢部、魚津両市で出産できる医療機関がなくなり、富山県内で出産ができる病院・診療所がない市町村は小矢 部、魚津、南砺、立山、朝日、舟橋の6市町村(人口約18万5千人の地域)となった。
 平成16年に約100人いた県内の産婦人科医は7月で89人に減少した上に、不妊治療などへの専門分化が進み分娩を取り扱う医師の不足が続いている。
 「産婦人科医不足で県内6市町村出産病院なし」(北日本新聞 06/09/20)

 医師の絶対数が減っているのでしょうか?

 「構想日本」というサイトでは医師の数について下記のように書いています。
 「医師の数は年々増加しており、医療施設に従事する医師数の年間伸び率は2.2%となっています。しかし、診療科ごとにみると、小児科(−0.4%)、 産婦人科(−0.5%)、放射線科(−0.6%)ではいずれも減少しています。」
 そして「医師の多くが大学病院や都市部の大病院に集中」していると指摘しています。

 富山県で出産できる病院がなくなっている現状は、生活する地域によって「産みたくとも産めない」格差の問題だと思います。(少子化対策のために病院がい るのではありません)

◆地価にも格差
 19日に発表された全国の地価調査結果では地価が上昇傾向にあると報道されていますが、十勝毎日新聞は「(帯広)市内商業地は14年、住宅地は8年連続 の下落となった。」と報じています。
 「十 勝は低迷続く」(十勝毎日新聞 06/09/19)

 京都新聞は商業地は16年ぶりに上昇に転じたが「府域全体では16年連続ダウンだが、下落幅が縮小した。ただ、府北部や南部の一部では下落率の縮小幅は 小さく、都心部との格差の進展をうかがわせた。 」
 と格差の拡大を指摘しています。
 「京 都市内 反転上昇に 府内の基準地価 北部など下落、格差鮮明」(京都新聞 06/09/19)

◆お彼岸
 苫小牧市内の花卉農家では露地栽培のコギクなどがお彼岸需要に向けて出荷のピークを迎えているそうです。
 お彼岸用の需要は18日〜22日だそうで、今日(20日)も農家は大忙しなのでしょうね。
 「お 彼岸 のコギク出荷ピーク」(苫小牧民報 06/09/19)

◆茅葺職人養成講座
 茅葺職人を養成する「かやぶき職人を募る会」主催の研修に参加した研修生が卒業制作?として一関市千厩町に茅葺屋根を持つ建物を完成させた。

 「当初は屋根すべてにかやを使用するはずだったが、かやの確保が困難だったため、ほとんどの部分をわらと麦からを合わせて造った。」(引用)
 「かやぶき職人研修の第1号亭が完成〜千厩」(岩手日日 06/09/20)

 茅葺屋根は職人不足とあわせて茅も不足しているようですね。

◆奨学金
 秋田県が少子化対策として実施している第3子以降への奨学金の貸与の対象を多子世帯(3人以上)の第1、2子に拡大したことにより貸与枠を大幅に上回る 応募があった。
 選考に漏れた123人の不採用世帯の一部から不満の声が出ているそうです。
 「『すこやか奨学金』の応募が急増 不採用世帯から不満の声も」(秋田魁新報 06/09/20)

 「少子化問題」ときくと「適正な子供の数、人口っていくらなのでしょうか?」と聞いてみたくなります。
 子供が少ないことは悪いことなのでしょうか?
 結婚しないことが悪いことなのでしょうか?
 子供を産まないことが悪いことなのでしょうか?

 多様な生き方を尊重しあえる社会が豊かな社会ではないでしょうか。

◆秋の味覚
◇アケビ
 アケビの産地、山形県白鷹町ではアケビ収穫・出荷作業が本格化しているそうです。
 「山形おきたま農協白鷹支店では、本年度の同町の出荷 量を、去年より5トン多い25トンと見込んでいる。」(引用)
 「色づき実る、アケビの秋〜産地・白鷹で収穫盛ん」(山形新聞 06/09/20)

 秋の山歩きの楽しみの一つですね。
 完熟して濃厚な甘さを持つアケビの実をジュルジュルと口に含んで、種を吹き飛ばして食べた頃が懐かしいです。

◇栗
 会津若松市では、栗の収穫が最盛期のようです。
 今年の栗は「小ぶりだが甘みがある」そうです。
 品種は「丹沢」「国見」「筑波」などと地名のついたものが多いそうです。
 因みに会津若松の栗は現地販売と会津各地への出荷のみで全国には流通していないようです。
 「秋の甘みぎっしり/クリ収穫最盛期/若松」(福島民報 06/09/20)

◇カボチャ
 埼玉県小鹿野町でカボチャの大きさを競う「ジャンボカボチャ大会」が行われたそうです。
 カボチャは「アトランティック・ジャイアント」という飼料用品種で、ハロウインのお化けカボチャにされる品種だそうです。
 食べられないカボチャでした。

 因みに優勝者のカボチャの重量は150kgでした。
 「わぁ 大きい!園児も大はしゃぎ 小鹿野でジャンボかぼちゃ大会」(埼玉新聞 06/9/20)

◇牡蠣
 鳥羽市浦村町で下記の水揚げが始まり740kgが初出荷されたそうです。
 秋の味覚というより冬の味覚という感じがします。
 もう、そんな季節になってきたのですね。
 牡蠣は大好物で、最近は岡山県日生湾の牡蠣を美味しくいただいています。
 「カキの本場で水揚げ始まる 鳥羽市浦村町」(伊勢新聞 06/09/19)
 
◆聴覚障害のプロゴルファー
 茨城県つくばみらい市の菊池倫彦さんが聴覚障害を乗り越えてプロゴルフテストに合格。
 日本プロゴルフ協会の研修を受けて12月には日本で始めての聴覚障害者のプロゴルファーが誕生するそうです。
 本人は「本当にうれしい。見てい る人に感動を与えられるようなプロになりたい」と決意を述べています。
 「聴 覚障害者の菊地倫彦さん(つくばみらい) プロゴルフの夢つかむ」(茨城新聞 06/09/20)

 「つくばみらい市」という名前は地元では好評なのでしょうか?

◆飲酒運転関連
 福岡の飲酒運転よる子供3人死亡事件以降、飲酒運転関連の報道が絶えません。
 「あの人は今!」みたいな芸能人がバイクを飲酒運転中に接触事故、、、報道に意味があるとは思えないものまで玉石混交の報道です。 
 ここ数日は取り締まり強化月間で「飲酒運転一斉取締りで○人検挙、△人逮捕」みたいな記事が多くなっています。

◇飲酒運転を助長?
 下野新聞には栃木県飲食業生活衛生同業組合が、客の飲酒運転を防止するために運転代行料金の一部を負担する「サービス券」を導入しているが制度を活用し ているのは3%の約50店のみだとのこと。

 普及しない理由は「店の負担増」と「客に強制できない」からだそうです。
 何を言っているのでしょうね。
 車で来ていると分かっている客に酒を飲ませておいて、代行運転で帰ることを「強制できない」とは飲酒運転の幇助罪です。
 「代行利用サービス券活用進まず 県内飲食店」(下野新聞 06/09/20)

 この記事はおかしいですね。

◇未だするか、飲酒運転
 山梨県南部署は身延町の教育長を酒気帯び運転の疑いで摘発した。
 「酔っていないと思っていた。深く反省している」と釈明し辞表を提出したが、町教育委員会は教育長の懲戒免職を決定した。
 この男は教育長という町の要職にありながら「酔っていないと思っていた」からと弁明しているそうですが、「酔う、酔わない」ではなく「飲んだか、飲んで いないか」が問題なのです。

 この記事では「一般職員は停職または減給が飲酒運転摘発時の処分基準となっているが、『特別職として重い処分 もやむを得ない』などの意見が大勢を占め、教育長職を懲戒免職とする処分を決めた。」とあります。
 飲酒運転で摘発された場合の処分が未だに停職や減給とは驚きです。
 私の経験では「飲酒運転即懲戒免職」でした。

 「身延町教育長が乗用車を酒気帯び運転 容疑で摘発、教委は即日に懲戒免職処分」(山梨日日新聞 06/09/20)

◇今頃「厳罰化」
 岐阜新聞によりますと、各務原市は「飲酒運転をした職員について事故の有無や飲酒の程度に関係なく、すべて懲戒免職処分にすることを 決めた」そうです。

 当然です。

 岐阜市ではこれから「厳罰化」を見直すそうです。
 「また岐阜市も飲酒運転の厳罰化に向けて懲戒処分基準の見直しを進めており、来月にも独自の指針を制定する方針。同市はこれまで、飲酒運転に関する指針 が なく、人事院の指針などを参考に処分を決めてきた。」(引用)

 岐阜市のこのまどろっこしい対応はなんということでしょう。
 そんなことは02年6月施行の飲酒運転の厳罰化の時に対応すべきことだったはずです。
 「飲酒運転の職員は懲戒免職処分  各 務原市が厳罰化」(岐阜新聞 06/09/20)
 
 ▽02年の厳罰化
  ・道交法の改正(厳罰化)
   「酒酔い運転」は3年以下の懲役または50万円以下の罰金等
  ・刑法に「危険運転致死傷罪」が新設
   飲酒運転で事故を起こし、人を負傷させた場合:15年以下の懲役(04年に更に改正)

◇和歌山では運転代行が盛況
 和歌山県田辺市では、福岡の悲惨な事故や警察の飲酒運転取り締まり強化週間(12〜18日)により、運転代行が2、3割増しの盛況だそうです。白浜町内 では2倍近くに客が増えた業者もあるそうです。
 「人気集める運転代行 」(紀伊民報 06/09/20)

 飲んだら乗るな!
 代行やタクシーを利用しましょう。

 ところで運転代行は免許制など監督する官庁はあるのでしょうか?
 代行中の事故などはどうなっているのでしょう。

ツール・ド・ちば
 房総半島を一周する「ツール・ド・ちば」というサイクリングイベントがあるそうです。
 1日に100km、3日間で約310kmをスピードを競わないで完走を目的に走る楽しそうな大会です。
 近くであれば参加したい大会です。
 「房総半島1周する「ツール・ド・ちば」 全国から700人参加」(房日新聞 06/09/18)


 少し長くなりますので、続きは明日に。
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