06/11/14 広告と報道
先日は、中学生に席を譲られてしまいました。
日曜日には、知人たちと大阪市内をポタリング(自転車散歩)しながら自転車の展示会(CYCLE MODE 2006)を見
に行ったのですが、会場付近の緩やかな下りのスロープの敷石につまづいて前のめりに転倒し、めがねを壊し、壊れためがねのフレームで目尻を切ってしまいま
した。また、右手の人差し指と中指の爪が剥がれそうになっていてタイピングが辛い状態です。
自転車で転倒するならともかく、談笑しながら歩いていてこけて怪我をするなど何とも情けないことです。
老いていくということはこういうことなのでしょうね。
広告と報道について気になることを書いてみます。
◆サラ金
常々、不快に思うものの一つにサラ金の広告があります。
新聞、雑誌、テレビ、電車の車内広告、Web、、、、色々なシーンで浪費を煽っています。
サラ金大手4社の中間決算で通期の決算予想が「赤字」になると報じられていました。
各社は貸金業規制法改正を見込んでの特別損失を計上したために大幅な赤字を装っているようです。
法成立前から「利息返還請求による損失に係る引当金」として6年〜4年分もの損失を想定して計上しているのです。
違法金利(俗にいうグレーゾーン)での貸付が件数(約4700万件)、貸付金額(11兆4000億円)ともに全体の7割を超えているのですから、法改正
でグレーゾーン金利が廃止されれば痛手となることでしょう。
「『営業収益は現状の3割程度の減収になる』(近藤光・武富士社長)」などと、サラ金業者の言い分を報道しています。
「法改正で約9500億円利益消失=消費者金融4社決算」(朝日新聞 06/11/08)
各紙の報道に、特別損失の計上方法や違法な利益を上げてきたことへの批判的なものはありません。
大口の広告主に迎合しているように見えますが。
◆ソフトバンクモバイル
朝日新聞のWebサイトに惚けたこんな記事がありました。
「価格破壊の救世主のはずが、あっという間にメッキがはがれた。値下げという甘い言葉で、後でむしり取る狙いだったか」(引用)
「そんなのはおかしいと思い、こういう料金体系にしたのです。そうしたら、まさかこれだけのお客様がお見えになるとは思いませんでした」と孫社長が言っ
ていると書いていますが、ソフトバンクの料金が安いから、他社からソフトバンクに乗り換える客が多かったわけではないはずです。
ソフトバンクの制度導入後の加入者数は純減(▲2万4000)のようですから、孫社長の「ウソ」をそのまま報道していることになります。
そして「得になる人は少数」と、今ごろ書いています。
「ソフトバンク『0円』攻勢の裏 実は恐れる値下げ競争」(06/11/13)
制度の開始日の10月24日の朝日新聞1面には「ソフトバンク 加入者間では携帯通話料0円に」という提灯記事が掲載されていました。
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