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06/12/19 自民党と銀行業界
 「我々が営業できている環境の維持にも貢献しなければならない」と、政 治献金は社会貢献の一環などという三菱東京UFJ銀行・頭取の戯けた発言を紹介しました。(残 日録06/12/14


 12月18日付けの朝日新聞には「りそな銀行、自民党への融資残高3年で10倍」という記事がありました。
 2兆円もの税金を投入され実質国営企業となっているりそな銀行が自民党に貸し付けている残高が54億円、大手銀行の融資残高合計は80億円もあるそうで す。

 三菱東京UFJ、三井住友からの融資残高は02年度末の33.25億円から、05年末の26.35億円と減少しているにも関わらず国営・りそなの残高は 4.75億円から53.75億円と10倍にも膨らんでいます。

 自民党の最大の収入源は政党交付金(=税金)、そして税金で生き延びている銀行から返済見込みのない借金をしているとは、二重に血税を吸い取っているこ とになります。

 銀行業界の自民党への献金は、自らが貸し付けた借金の返済のためにしていることになります。
 銀行が、リストラや預金者への利息を抑えて得た利益を自民党に、貸した金の返済をさせるために献金するとは三重に国民の血を吸っていることになるのでは ないでしょうか?

 本日(19日)付けの朝日新聞に下記のような社説「銀行の献金  預金者よりも自民党か」がありました。
 過去の巨額な(博打ですった)損失の繰り延べが認められているため多くの銀行が法人税を払わずに済んでいます。
 「こうした税務処理が認められる期間は、銀行の不良債権処理を進めるために5年から7年に延長されている。納税が再開されるのは、最も早い三菱東京 UFJですら2、3年後。三井住友やみずほとなると、さらに先の話になる。」(引用)

 どのように考えても、与党政治家と大手銀行はグルになって国民から搾り取ろうとしているとしか思えません。
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