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06/12/26 毒入り危険
 脳天気な記事が26日付け朝日新聞に掲載されていました。

 農水省と環境省は、コンビニエンスストアや外食店の食品廃棄物を豚の飼料に利用し、豚肉を再び弁当などに再利用するために、リサイク ル法が禁止している市町村をまたがる廃棄物の処理を、市町村だけでなく都道府県も越えて処理できるように新たに認定制度を創設するそうです。
 この制度を「リサイクルループ」と言うそうです。またまたカタカナ語で国民を誤魔化そうとしています。
 「弁当、売れ残ったら飼料に 農水・環境両省が認定制度へ」(朝日新聞 06/12/26)


 福岡県内の養豚農家がコンビニで廃棄される弁当やおにぎりを母豚に毎日3キロずつ与えていたら、奇形や死産が相次いでいたという西日本新聞の冊子を紹介 されていたビル・トッテンさんのコラム(不健康な物を食べない権利)を「残 日録」(06/04/23)で紹介しました。

 母豚に有害なものが人間に良いはずはありません。
 国が認めている食品添加物の中には、継続的に摂取すると健康を蝕むものがあるとの警告ではないでしょうか?

 コンビニや外食店から出た有害な食品廃棄物が豚肉として再生産され、コンビニや外食店でのみ利用されるのならコンビニの弁当を買わずに、外食店で食事を しなければ「不健康な物を食べない権利」を行使することができますが、再生産された豚肉がスーパーなどで売られるようなことになれば「不健康な」毒入り食 品を食べさせられるのです。

 とんでもないことを考え出す輩がいるものです。
 コンビニ弁当や廉価な外食チェーン店で食事をしたり、少しでも安い肉を買うのは多くの庶民であり高額所得者ではありません。

 「ループ」等と称して、国の政策を無批判に活字化し有料で配布する朝日新聞とは誰の立場に立っているのでしょうか?
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