私共の夫であり、父である ○○□□が2006年12月31日に亡くなりまし
たのでお知らせいたします。本人の遺言状による強い希望で葬式等は執り行わず、
本状にて失礼します。
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私は1942年7月16日に大阪で誕生以来60有余年の人生を終えることになりました。その間、各年代毎に多くの方々のご支援をいただきありがとうござ
いました。私を支持して下さった方はもちろん、敵対された方々の行動も私の人生を飾り付け変化に富んだ楽しいものとして下さいました。
私は元々神の存在を信じておりません。そのような者が死んだ時だけ宗教に色どられた形式的なふるまいをするのは、理にかなっておりません。ひょっとした
ら、私が亡くなればこの宇宙全体も無くなるのではと思ったりしております。万一、皆様の存在が残る場合には、有意義な人生をすごされるよう願っておりま
す。私自身の葬式等一切の形式的な事はしないよう、また、遺骨等を残さないように家族の者に遺言してありますので、ご理解ください。
そのような訳でお香典などは固くお断り申し上げます。もし、私に好意を持っていて下さった方々にお願いできるものでしたら、妻◇◇、娘△△に私とのとの
お付き合いがどのようであったかなどを書いた手紙を送ってやっていただければ、この上もない幸いです。娘も、父がどのような人間であったか、理解してくれ
るでしょう。短くもあり長くもあった私の人生でしたが、ありがとうございました。
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