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07/02/23 交々のこと
 思うことが掘り下げて書けません。
 アンチョコですが、気になることを羅列しておきます。

◆肉食から菜食へ
 1Kgの鶏肉を作るために2Kgの穀物が必要であり、1Kgの豚肉には4Kgの穀物、1Kgの牛肉には7Kgの穀物が必要だそうです。
 シカゴ大学の研究者の発表では「
米国人が肉中心 の食事から菜食にする方が、ガソリンを大量に消費する自動車をハイブリッドカーに置き換えるよりも、地球の温暖化防止に効果がある」のだそうです。

 
ビル・トッテンさんが「肉食から菜食へ」と自身のコラムに書かれています。

 「ここで日本の皆さんに提案したいことは食生活の見直しだ。戦後米国に押し付けられたパンや肉食から、昔の日本の食事、野菜中心の食生活に戻ることであ る。環境問題を訴えるグループにとって『肉食から菜食へ』というスローガンはあまりかっこよくないかもしれない。しかしこれこそ、国民一人一人が日々の暮 らしの中でひそやかに実践することができることなのだ。」

 むやみに大きな排気量の自動車に乗りながら、地球温暖化、環境問題を語る人たちがいます。
 自動車の存在そのものが環境に優しくないことに気づいて欲しいと思います。

◆企業が「家族依存」に甘えている
 2月19日付け朝日新聞に東京大学の本田由紀助教授の「企業の『家族依存』を正せ」という記事がありました。

 18歳〜29歳の若者の働き方を01年と06年で比較した労働政策研究・研修機構の調査によると以下のような状況が見えてくる。

 ◇若年正社員の労働時間は増加しているにも拘わらず年収は減少している。
 ◇非正社員の時間当たり収入はほとんど変化がない。
 ◇アルバイト・パート男性の06年の平均年収は174万円である。
 ◇アルバイト・パート男性の4人に3人は親元に住んでいる。
 ◇同上の有配偶率は1.5%である。

 「低収入の若年非正社員が3人に1人に達するほどの規模になっていることについて、そのような事態がなぜ社会全体として成立可能なのかを改めて考える必 要がある」(引用)
 若者が豊かな親世代に依存し寄生(パラサイト)しているからではなく「経済システムが家族システムの含み資産−親世代の収入、住居など−に依存している のだ」という社会学者・居郷至伸(いごう・よしのぶ)さんの論文を紹介されています。

◆規制緩和の犠牲
 01年2月、バスの運行免許の発給要件が緩和され、新規参入が活発になり競争が激化しています。
 特に長距離バス路線では激しい競争が行われており、大阪−東京間では主催旅行(ツアー)の形態で3000円台の高速バスが運行されているそうです。

 先日、大阪府吹田市で起ったスキーツアーバスの事故もそのような競争にさらされたバス会社が労働者に過酷な労働を強いていた結果、起るべくして起った事 故だと思います。

◆報道写真の署名
 朝日新聞を読んでいて気になるのことがあります。
 掲載されている写真に[○○○○撮影]とフルネームの署名がされているのはなぜでしょう。
 撮影者は社員ではないのでしょうか?

 署名記事が増えているとは思えませんが。
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