07/03/25
時速300Kmの恐怖
月に7、8回新幹線を利用します。博多−新大阪間の最高速度は300Km/h(500系のぞみ)です。また、この
区間はトンネルが多くガタガタと激しい横揺れを感
じる場合があります。
先日、久し振りに飛行機を利用しました。空港内には警備員がたくさんおり、搭乗前の手荷物検査ではベルトを外したりキーフォルダーを出したりと厳しいも
のでした。厳重な手荷物検査をしても爆発物や麻薬を機内に持ち込む者がいます。
時速300Km/hで、最大時には1列車で千数百人の乗客を運んでいる新幹線では改札口でも、乗車口でも手荷物の検査は一切ありません。
警備員がホームや社内のゴミ箱の中を覗いてまわったり、持ち主のわからない荷物は乗務員に知らせてくれとのアナウンスを繰り返しているだけです。
(JR東海は新幹線ホームのゴミ箱を外から見えるシースルーにしていますが)
現在のような警備状況では爆発物をゴミ箱に投げ込まれることを防げない思われます。上下線の列車が離合するトンネル内や住宅密集地で爆発すれば、多数の
死者をだす大惨事になることは間違いありません。
泥棒を防ごうと二重三重に錠を掛けたとしても本気で侵入しようとする泥棒は防げません。
テロを防ぐには、検査を厳しくし、関門を増やし、警備員の数を増やすことで防げるものではないように思います。
本気で考えると大変な脅威の中で生活をしているのですが、安穏としていられるのは私たちがテロリストといわれる人たちの攻撃目標となっていないからでは
ないでしょうか。
他国と戦争をしないという憲法9条が私たちの日常生活を守ってくれていると考えるのは牽強付会でしょうか。 |
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