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07/09/09 永世中立国と憲法9条
 前回の書き込みの騒動のその後の状況を少し。

 会社の経費節減を理由に社員の首切りを目論む会社の施策にを正すために、二人の社員とともに地域の合同労組に加入し、労働組合への加入の通知と団体交渉 の申し入れをしました。
 この件に関して、会社側は私たち労働組合員にまったく接触してきません。少々不気味ではありますが。
 第一回の団体交渉の日程が決まりました。気負わずに、自分たちの主張を根気強く訴えるしかありません。
 社会は、このようにして無知な私たちを教育してくれています。


 さて、いつも紹介させていただいている
、ソフト ウエア販売会社・アシスト社の社 長・ビル・トッテンさんのコラム(Our World)から「スイスと日本」(07/09/04)を紹介します。

◆永世中立国
 私の知っている永世中立国・スイスは「他国を攻めず、他国から攻められないことを世界に宣言している国」程度の認識です。
 しかし、永世中立国というのは軍隊を持たない国ではなく、自国を守るための重武装の国だそうです。

  「しかし永世中立国とは軍隊を持たない国という意味ではない。自らは 戦争を始めず、また他国間の戦争にも参加しない、ということであり、それはどこかの国がスイスを攻めてきても援助を要請することができず、したがって自国 で侵略国を撃退する力が必要だということだ。そのため、1815年に永世中立国の宣言をしたスイスはきわめて重武装の国家である。永世中立国は、世界中の どの国とも戦争をしないとうたいつつ、世界中のどの国とでも戦う用意があるということなのだ。」(引用)

◆重武装の国
 永世中立国・スイスは重武装の国だったのですね。
 ビル・トッテンさんのコラムから、その「重装備」振りを紹介します。

◇トンネル内には、爆弾や飛行機など戦争のために必要なものが保管されている。
◇道路には戦車侵入防止装置が設置されている。
◇戦時になればトンネルやダムに設置さ れている爆発物を爆発させ、侵略者を撃退する仕組みがある。
◇政府は医療用器具や薬品を数年分保管し、使用期限がくるまえにそれらを補充している。
◇国土の狭く避難場所がないために学校や病院、家庭でも緊急避難用のシェルターが地下に装備されている。
◇国民は個人 で2週間分の水と食料を保管しておかなければならない。
◇徴兵制がある。
 

憲法9条
 さて、わが国(自民党と公明党の政府)は、憲法改悪への手続き法を成立させてしまいました。
 非武装中立論者のビル・トッテンさんは、下記のように言われています。

 「
日本がすべきことは、スイスの道をまねるので はなく、まず、売国奴のような政治家が米国の脅しに屈して日本という国が破壊される前 に、食料、エネルギーを自給自足できる社会に作り直すことだ。いま焦点をあてるべきは、国際ではなく、国内の問題や課題なのだ。国内で、自分たちの手で、 健康や幸福のために必要な製品やサービスを提供することができる国にすることであり、それは日本の国家安全保障にとって、軍事兵器や軍隊の増強、またその ために憲法を変えることなどよりも、もっと重要なことなのだ。」(引用)

  日本人らしい方法で戦争をしない平和な社会を維持していく方法は、「戦争をしないという憲法9条を使うこと」だといわれています。

◆日本国憲法を守る、9条を守る
 煩瑣な仕事にかまけて、ガンジーの会の呼びかける「9の日、9条の日」のハンストにも参加できておりません。
 来月からは、復活してみたいと思っておりますが。。。
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