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07/11/12 交々のこと
◆準備書面
 会社の不当労働行為の救済を労働委員会に申立てています。
 会社からの答弁書に対する準備書面を書いていたのですが、やっと労働組合の幹部との擦り合わせが終わりました。

 
相手の答弁書は、代理人の弁護士の手になるものです。
 
本来は、弁護士に依頼して書いてもらう文書でしょうが、資金のないものは何事も自分でこなすしかありません。
 職業として対価を得て書いた文書に対して、こちらは自分たちの生活と尊厳をかけた文書で対抗です。

 書き進んでいくと、今までの彼らの仕打ちや、答弁書の文言に怒りの矛先がいってしまい、ついつい文章の相手が会社になりがちです。
 「あんなことを言ったじゃないか」「あの時、恫喝したではないか」・・・
 ジャッジする労働委員会の委員の理解を得る為の文書だと言うことを忘れがちになってしまいます。

 かなり、疲れる作業でしたが、相手の事実認識の間違いや言動の矛盾について一つ一つの反論を書き込みました。
 労働委員会に提出します。

 因みにウィキペディアで「準備書面」を見ると、下記のように書かれていて余計に分からなくなってしまします。
 <準備書面>Wikipediaより
 日本の民事訴訟において、口頭弁論での主張の準備のために、自らの攻撃又は防御の方法(自らの積極的な主張)並びに相手方の請求及び攻撃又は防御の方法 に対する陳述(答弁、認否、反論等)を記載した書面である(民事訴訟法第161条)

◆消費税は公平?
 額賀財務大臣が「(財源として)公平で安定しているのは 消費税だと言 える」と発言したそうです。
 こんな男が財務大臣とは、何とも情けないことです。
 収奪する方には、一律に課税できるから「公平」に見えるのでしょうが、所得が低くなるほど重税となる不公平な税金です。
 消費税が公平な税か否かの解説がこちらにありました。「消費税は『公平な税』?」(しんぶん赤旗)

 この男は、防衛庁長官就任直前に、死の商人の親族の結婚式に出るための「車代」として100万円も受け取っていたそうです。
 国会議員、大臣の金銭感覚とはこんなものなのでしょうか。

 消費税の増税を云々する前に、最高益を記録している大企業から適正な税を徴収するとか、高級自動車などに物品税を復活してはどうでしょう。
 大企業の下僕である政治屋どもには決して出来ないことでしょうが。

◆コスモス畑
 春には菜の花、夏にはひまわり、秋にはコスモスと、休耕田を利用して花を咲かせているというニュースが伝わります。
 花の美しさと裏腹に哀しいことです。
 何代にもわたり、稲作用の水田として活かされてきた土地が、その役目を奪われてしまった結果が花畑なのです。
 田舎道を行くと、あちこちに荒れ果てた水田跡?を見受けます。
 1965(昭和40)年には80%だった
主食用穀物自給率は、2006(平18)年には 60%にまで下がっています。
 従米政策を取る政府が、アメリカ産の穀類を押し売りされた結果です。因みに小麦の自給率は13%(06年)です。
 ※数字は、農林水産省の食料需給表より。 

◆ 朝日俳壇、歌壇
 11月11日付け朝日新聞の朝日俳壇、歌壇より気になったものをいくつか。

◇ひんやりと私はわたし胸を抱く(金子兜太選・東京都・下田カノエ)
 何故か惹かれてしまいました。

◇ 罵倒され自死せし勤め人の記事これは俺ではないと言えるか(馬場あき子選・和泉市・長尾幹也)
 言葉がありません。私も同様です。
 退職を強要され自死された方の奥さんが、私の加入する合同労組で会社を相手取って損害賠償の裁判を起こされています。
 人の命より会社の利益が大事な時代です。

◇だれもみな家路をもてり秋の暮(稲畑汀子選・燕市・高橋芦人)
 山頭火が大阪で詠んだというこんな句を思い出しました。
 ”みんなかへる家はあるゆふべのゆきき”

◇一束グラスブーケと発泡酒時給分だけ贅沢する(佐々木幸綱選・札幌市・江畠詩織)
 1時間残業の帰り道でしょうか?
 少しの贅沢、幸せな時間です。羨ましいことです。

◇米紙にて取り上げられしや被害者のペトさん逝けり二十六歳(永田和宏選・舞鶴市・吉富憲治)
 加害の国・アメリカでは、ベトさんの死をどのように報じていたのでしょうか?
 30年経ってもアメリカは戦争をしています。枯葉剤でダウやモンサントを設けさせたように、今も死の商人のために。
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