07/12/29 青春18切符
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青
春18切符のシーズンです。
気晴らしに、少し遠出をしてきました。
台風の被害により、3年ぶりに全線復旧開通(07/9)した高山線を岐阜〜富山間のサイクリングの下見も兼ねて巡
ることにしました。
◆通勤電車
最寄駅から京都、米原、大垣、岐阜と乗り継いで高山線に乗車します。
車内は通勤客で混んでいます。
各務ヶ原市の蘇原駅では多くのサラリーマンが降りていきます。自衛隊や川崎重工へのビジネスでしょうか?
◆中仙道・太田宿
太田宿の街並みを見るために、美濃太田で途中下車します。
◇レンタサイクル
駅のコンコースに[レンタサイクル無料]の掲示があります。駅前の「シティホテル美濃加茂」のフロントで鍵を借りるそうです。良い施策です。
◇宿場跡
駅前の道を真直ぐに下がると中仙道です。古い街並みが残るのはわずかですが、中々趣がある宿場町です。脇本陣が残されています。
中山道は太田宿で木曽川を渡り木曽の山中に向かっていきます。身体の動くうちに辿りたいと思っています。
木曽川の上流部に渡し場の跡があるそうですが、そこまでは足を延ばしませんでした。
◇そば道場
お昼ご飯は、そば道場と言う蕎麦屋で蕎麦をいただくことにします。
民家を改造したお店です。開店直後で他に客はありません。
ざる蕎麦に日本酒(近所の酒蔵製の「御代桜」のワンカップ)をいただきます。
ガンモドキと野菜の煮物、蕎麦の実を佃煮にした「蕎麦しぐれ」が付いています。
細麺で、しっかりとしまった美味しい蕎麦でした。汁は少々甘めでした。
◆飛騨街道
高山線は、美濃太田から飛騨街道(R41)、飛騨川に沿って走ります。
沿線には多くのダムや発電所があります。
飛騨川の水は水底がはっきり見えるほど透明できれいです。
◆高山
何十年ぶりかの高山の街です。
シーズンオフだからでしょうか観光客もまばらです。
日本人より外国人が目立ちます。
◆喫茶店「すぎ」
高校生の頃に来たことのある城山の喫茶店「すぎ」を訪ねます。急な坂道を登っていくと念写の研究者福来友吉博士の記念館の隣にありました。
建物も古くなり色もあせていますが、思い出の場所があっ
て良かったです。
きれいなお姉さんがいたようで、その後も何度か訪れた記憶があります。
◆朝市
ビジネスホテルに一泊後、朝市を訪ねます。
宮川沿いの朝市は、お店も、客もまばらです。
見るべきものもない、何ともがっかりな朝市です。
陣屋前の朝市は、注連縄や正月の飾り物ばかりです。
朝ご飯を陣屋前の食堂でとりますが、海苔、生卵、味噌汁、野菜の煮物、ご飯で700円は高すぎました。
雪がちらついています。手袋のない手が痺れそうです。
早々に移動することにします。
◆角川駅
途中の角川(つのがわ)駅は、昔々に職場の仲間と、角川駅から白川郷まで天生(あもう)峠を超えたことを思い出します。
細い峠道を越すと、白川郷・荻町が見下ろせました。
◆猪谷駅
JR東海と西日本の境界の猪谷(いのたに)駅で、1両編成の富山行きに乗り換えます。
06年12月に廃線となった神岡鉄道の起点の駅だそうで、多くの鉄道ファンの若い男性が写真を撮っています。
◆立山連峰の雪景色
猪谷駅で乗り換えたあとは富山平野が開けてきます。
車窓右手に立山連峰の雪景色がきれいに望めます。
◆富山駅・駅蕎麦
「立山」という富山駅ホームの駅蕎麦を食べました。
かけ蕎麦250円、蒲鉾には「立山」の文字が入れられています。
私の隣で山菜蕎麦を注文した若い女性は、合掌をしてから食べはじめました。
無作法な私ですが、見ていると清々しいものです。
金沢、敦賀、京都と乗り換えて帰宅しました。
◆難読駅名
東海道、高山、北陸線には読みにくい駅名がありました。
◇醒ヶ井(さめがい)
◇坂祝(さかほぎ)
◇古井(こび)
◇上枝(ほずえ)
◇速星(はやほし)
◇石動(いするぎ)
◇倶利伽羅(くりから)
◇動橋(いぶりばし)
◆山中なのに
山の中(高山市久々野町)にも係わらず渚(なぎさ)という駅名がありました。
松本電鉄にも「渚駅」があるそうです。
◆高山駅のトイレ
「オストメイト対応」と書かれているトイレがありました。
人工肛門保有者・人工膀胱保有者のためのトイレだそうです。
◆駅名表示板
駅のホームにある駅名表示板に、JR東海は自治体名が書かれていますが、JR西日本の駅には書かれています。
旅人には、府県名や町の名前を見て移動の風情を楽しめるのですが。
◆高校生
冬休み中にも拘わらず、多くの高校生が乗降してきましたが、車内では静かで、純朴そうな子供たちばかりでした。
こんな出会いも楽しい旅でした。
◆全行程の停車駅は148駅、乗換回数は11回、移動距離
は675Kmでした。
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