08/01/04 映画「二人日和」
映画「二人日和(ふたりびより)」
を、はじめての映画館・京都シネマで見ました。
久し振りの京都の街です。
神官の衣装などを作る伝統工芸師(神祇衣装司)の黒由(くろよし)は無口で頑固な職人です。妻の千恵は、難病(筋萎縮性
側索硬化症)により身体の機能を段々と失っていきます。
その妻の話し相手とリハビリのために雇われた手品が得意な大学生とその恋人、黒由の姪が絡んできます。
ほんのりとした京都の町屋の生活、鴨川の四季が楽しめる映画でした。
◆主人公の設定
主人公夫婦の設定が、ダンスホールで出会い、駆け落ちをし、心中未遂を起こし、伝統工芸師となっている。
→何代も続く装束司の家のようでしたが、一度家出をしてから家業を継いだのでしょうか?
◆喫煙シーン
一度だけでしたが、主人公がタバコを吸うシーンがありました。
タバコを吸わせる意味があるとは思えないシーンでした。主人公の設定からも違和感がありました。
◆主題歌
クミコさんの「あの青い空へ〜君のための夏〜」は、エンディングに流れただけで少々がっかりでした。
アストロリコの
タンゴのメロディーが全体のバックに流れていて印象的な映画でした。
◆友情出演
市田ひろみさんと、きたやまおさむさんが「友情出演」となっていました。
市田ひろみさんは、病院に見舞う千恵の友人役で、少々騒がしいおばさん役がはまっていま
した。
きたやまおさむさんは、俊介の指導教官の役でしたが、きたやまさんである必然が感じられませんでしたし、存在感のない演技でした。
◆原題
原題「Turn Over 天使は自転車に乗って」となっています。
原作があっての映画化かと思いましたが、企画・製作の当初は原題の「Turn Over・・」で進んでいたのが最終的に「二人日和」となったようです。
因みにTurn Overとはカードマジックでカードを表返すことだそうです。
自転車に乗った・・は、トランプの裏(表?)の図柄でした。
◆映画館
3つのスクリーンを持つ綺麗な映画館でした。
50席ほどの小さなスクリーンで見ましたが、音量が大きすぎたこと。フィルムに傷が入っていたことが気になりました。
また、Webサイトのタイムスケジュールが見難いです。
◆京都の街
映画を見終えたあと、四条烏丸から河原町まで歩きましたが、正月気分に浮かれた人たちで歩道は一杯です。
歩きなれていない街は、どことなく歩き難いものです。
車道は混んでもいないのにクラクションを鳴らす車が多く、ドライバーのマナーは相当悪そうです。
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