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08/02/06 居酒屋のことなど
◆居酒屋
 先日、所用で札幌を訪れた折りに、居心地のよい居酒屋を見つけました。

 宿泊先のビジネスホテルの裏通りには、所々に飲み屋、ラーメン屋の灯りが灯っています。
 軒先に[男山直営][焼鳥・金富士]という看板の架かった
仕舞た屋風の店があります。造 り酒屋の直営店なら懐にも安心だろうとガラス戸を開けて店に入ります。

 広い土間にストーブが燃えています。
 正面のカウンターには1人客が2組、右側のテーブルではサラリーマン風の男性4人が既に盛り上がっています。
 カウンターの端に座り、手を温めるために取りあえず熱燗と煮込みを注文します。

 親爺さんがカウンターの下の鍋?で銚子を湯煎してくれます。
 手伝い?の青年が、銚子を2本と平天の煮付け、白菜の漬物を運んできます。
 銚子は1本しか注文していません。隣 の客の様子を窺うとこの店では、最初の酒は2本出て来るようです。煮付けと漬物は突き出しのようです。メ ニューには[酒・250円(突き出し付き)]と書かれていました。

 モツの煮込みは少し甘めですが、モツも柔らかく野菜がたっぷりで酒の 当てにはもって こいです。
 周りの人たちの話を聞くともなしに聞きながら、ちびりちびりと一人酒です。

 親爺さんは焼鳥の焼場前の馴染み客の相手をしながら、手際よく串を焼いています。
 青年は奥の調理場で、突き出しの用意や卵焼きなどの調理をしています。
 何とも時間の流れが心地良い酒場です。

 追加の酒と、つくね(2本):200円を塩、モツ(4本):210円)をタレで追加注文します。
 3本目のお酒の突き出しは小さめの冷奴でした。モツ焼きのタレは少し甘めです。塩焼きの方が良かったかもしれません。

 満足、満足の勘定は、〆て1610円也。勘定にも満足でした。

 焼鳥・金富士(札幌市中央区南2条西10丁目)
 インタネットで見るとすすきの駅近くに「本店」があるそうです。

◆アメ リカ姿は5年後の日本の姿
 マガジン9条にジャーナリストの堤 未果さんのインタビュー記事が掲載されています。

 イラク戦争に貧困層の高校生が軍隊にリクルートされていることを取材されたときのことを下記のように書かれています。
 「ある国がほかの国を侵略するというのなら今までの歴史の中にもあったけれど、今のアメリカは自国内で、自分の国民から搾取している。自国民を犠牲にし て利益を得ている。そう思ったときに、もしかしてこれは、日本にも関係のない話ではないんじゃないかと思い始めたんです。」

 そして
「アメリカは、日本の5年先を行っている」と。
 「事実、日本で講演をする中で、今貧困に苦しんでいる人たちに出会って話を聞くと、ア メリカの貧困層の人たちとすごく似ていますね。悲鳴も似ているし、貧困に突き落とされたやり方も似ている。社会保障がカットされて、何でも民営化されて、 競争原理が入れられて、国が責任をとらなくなって…。まったく同じルートで落ちていっている、という感じです。」

 「アメリカがくしゃみをすると日本が風邪をひく」という言葉がありますが、今のアメリカの姿が5年後の日本の姿であれば、今のアメリカの姿を知ることも 大事かもしれません。
 堤さんの近刊「ルポ貧困大国アメリカ」を読ん でみたいと思います。

◆ 改革?民営化?
 空港運営会社への外資規制をする、しないで内閣内で不調和音がでているそうです。

 国交相は
「安全保障、危機管理の観点からも(外資の参入規制は)最低限必要と思っている」と主張し、金融相や経済財政相 らは「(対日投資促進を訴える一方で)外資規制だというんでは、日本がどっちの方向を向いているか疑われる」と主張しています。
 「
空港外資規制の了承、自民が先送り 3閣僚『反対』」(朝日新聞 08/02/05)

 誰に「疑われる」のでしょう?
 国の安全に関わることも、何でもかんでもハゲタカの食い物にさせてしまえと言っているのは、金融相の渡辺喜美、
経済財政 担当相の大田弘子、沖縄・北方担当相の岸田文雄の3閣僚で す。

 元々、「公」で運営しなければならないものを、アメリカの要請で「民」で運営していて、外資の参入をさせないというのは大いなる矛盾です。
 アメリカの言いなりの自公内閣は、この矛盾に気付き売国奴に徹するのか、国益を守るのかの決断をすべきです。

◆食糧 自給率
 毒入り餃子事件に関する報道で、日本の食糧自給率が39%だから、外国産の食品を食べざるを得ないのだといっています。
 論理のすり替えではないでしょうか?
 外国の余剰食糧を押し付けられて、我が国の自給率が低下してきたことは不正常な状態であり、是正されなければならないと思います。

 できるだけ、地産地消、季節のものを食べましょう。
 ビル・トッテンさんは、新年に、お酒を控えること、肉食を完全に止めることを決意されたそうです。

 「世界情勢の大きな変化に対して、個人ができることはあまりない。しかし肉を食べず、菜園作りに励み、食事は粗食にして食べる量そのものも減らす、これ こそ、世界食料事情に適しているばかりか、厚生労働省が撲滅したいメタボリックシンドロームなるものを予防・改善する一石二鳥の方法だと思うのだ。」

 「肉を食べず菜園作り」(08/01/25)
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