08/05/30
続・拝金主義者の末路
昨日の続きの書き込みです。
捜査当局は、2度目の上場前の取引実体と有価証券報告書の記載内容に的を絞っているようです。
しかし、マスコミの興味は当時の社長の「私的な」蓄財を突付きつつあるようです。
この事件の主たる原因は、旧経営者の資質の問題以上に、カネがすべてのものに優先するような拝金主義にあったのではないでしょうか?勿論、煽ったのはマ
スコミですが。
村上某が「金儲けは悪いことですか?」と開き直ったような発言が許された素地があったのです。(今も)
事件の本質が、個人のカネやオンナなどの矮小な問題にすりかえられないように見ていく必要があります。
◆大馬鹿野郎
当時の社長の株式の売却益は8億7千万円といわれています。
そのカネで、あろうことか不正取引が発覚し、会社の破綻が明らかになったあとの昨年8月に豪邸を新築していたそうです。
3億円は超える美術館のような家だそうで、車も1500万円を超えるものをはじめ高級車を4台も所有しているとか。
本当にどうしようもない馬鹿です。
小物の盗人のように、盗んだカネは一時も早く使わねばと思ったのでしょうか?
このようなバカなことを許してしまう親や兄弟、嫁などの家族も、私たちの感覚とは相当違う人種のようです。
◆引かれ者
この事件はテレビニュースでも報じられており、社長と常務の出頭時の映像が流れていました。
情けない、虚ろな顔は凶悪犯の逃亡後の姿のように見えました。
◆共犯者
今日、昨日の逮捕者(社長、常務、取締役、執行役員)に加えて、課長職にあった社員が「共犯」とのことで逮捕されたと報じられました。
確かに、如何わしい伝票の処理をして手を汚したのでしょうが、あまりにも小物の逮捕に驚きます。
不正な取引を十二分に認識しながら、嘘で固めた有価証券報告書を作った担当役員の責任が先に問われなければならないと思います。
先ほど、入った情報によると社長は循環取引での数字の誤魔化しとは別に、私的な蓄財のための小汚い商売をしていたようです。返す返すも小汚い野郎です。
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