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08/06/02 プロパガンダ
 関西地方も梅雨入りだそうで す。

 今日の朝日俳壇より、気になった句をいくつか。

◇蛇のごと脱ぐべき殻に身を包み(笠岡市・松田行人 金子兜太選)
 私も「殻」を被って生きています。共感する句です。選者にも。

◇げんげんを育て正しき米処(島原市・三好立夏 稲畑汀子選)
 「げんげん」は「げんげ」、蓮華草のことでしょうか?
 冬の田に種を蒔き、成長した蓮華草を代田に鍬込んで稲の肥料としたのです。
 今頃になって米を食え、減反を止めようなどと言い出すバカな政治家がいます。
 農民をアメリカに売った人たちの言葉です。

◇祖母がせし母がせしこの蓬餅(東京都・大和勲 長谷川櫂選)
 我が祖母も我が母も作りし蓬餅です。
 土手のヨモギを摘んで掃除し蒸して、細かく刻むのは私の仕事でした。

◆マス コミのコメンテーター
 マスコミ(特にテレビ)に顔を出す知識人?、コメンテーターの顔ぶれはどうして代わり映えがしないのでしょうか?
 彼らは、マスコミが言って欲しい言葉を姿を変えて代弁することが役目の三文役者のように思われます。
 制作者の意図に沿った言動を繰り返すマスコミ芸者の言葉を信じることは危険なことです。
 極右的な発言の後に、やや右寄りの発言を聞けば、この発言は左寄りな(あるいはニュートラルな)発言と勘違いしてしまいます。

◆バターがない?
 国の対米従属、場当たり的な酪農政策の結果、牛乳の生産量が減少していてバターなどの乳製品の生産量も少なくなっているのでしょうが、マスコミが報じる ように店頭から一斉になくなるほどの事態なのでしょうか?
 闇の人たちの暗躍があるような気がしています。

◆中国バッシング
 中国製の毒入り餃子には大騒ぎしたマスコミは、アメリカからの危険部位の混入された牛肉にはおとなしいマスコミでした。
 チベットの独立運動に対する中国政府の弾圧についてのマスコミ報道の偏りが気になっていました。

 ビル・トッテンさんのコラム(Our World)に「中国バッシング相乗りの愚」という記事がありました。

 チベットでの中国政府の弾圧を非難する人たちが、アメリカ軍のアフガニスタンやイラクでの大虐殺、アフリカのチャドでのフランス軍の加担していることを 非難していない。
 中国の新疆ウイグル自治区での弾圧、チェチェンでの抵抗運動、バスク人の独立運動、パレスチナ問題が チベット暴動のように日本のメディアで大きく取り上げられることはない。

 チベットが独立する権利は認められるべきであるが、世界で独立の権利があるのはチベッ ト民族だけではない。
 クルド人も、北アメリカの先住民族の問題も、チベットと同じ視点で語られるべきである。

 下記に引用しますが、アメリカの本当の狙いは親米・チベットへのアメリカ軍基地の建設なのでしょうか。
 「
いずれにしても、欧米社会の中国バッシングの裏には年率12%の経済成長率への嫉妬、東洋人への人種差別、そしておそ らくは、チベットを親米国家として独 立させそこに米軍基地を置く、というような意図的なものがあることを感じずにはいられないのである。
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