08/07/15 交々のこと
まとまった文章が書けないとき
には、取りあえず項目見出しだけでも書いておくことにします。
◆テレビを見ないことにします
前回書きましたが、テレビ放送の現状は視聴者を嘗めたものになっています。
100%見ないというわけにもいきませんが、テレビを見ないことにしました。惰性でスイッチを入れ、時計代わりにテレビの画面を見る、BGM代わりにテ
レビの音声を聞くことを止めました。
テレビのスイッチを入れない代わりにラジオや音楽を聴くことにしました。
移動中に聞くイヤホンラジオは持っていたのですが、卓上型のラジオを持っていなかったので安価なものを買って聞いています。
久し振りのラジオ放送ですが、中々捨てたものではありません。テレビほど押し付けがましいシステムのような気がします。
◆アップリカ事件
チャイルドシートやベビーカーの大手、アップリカ・チルドレンズプロダクツが製造販売したベビーの欠陥によって、6人の赤ちゃんが重軽傷を負い9200
件もの苦情が寄せられていたにも関わらず対策を講じていなかったことが明らかになり、59万台のベビーカーの部品交換が必要とのこと。「ベビーカー事故:アップリカ製、幼児らけが6件」(毎日新聞 08/07/08)
二女宅で使っているベビーカーが該当の製品でした。たまたま、知人の「ベビーカーは、アップリカ製ではなかった?」との会話からホームページで型式を確
認して分かったそうです。
フリーダイヤルも中々繋がらず、オペレータは「交換部品を送るから取り替えてくれ。部品交換までは使わないでくれ」とのワンパターンの対応だったそうで
す。
ホームページを
見ると、Topページはフリーダイヤルがかかりにくくなっているお詫び文章だけ、画面下に「お詫びとお願い」と今回のリコール問題のリンクがあるだけ。
テレビCMでの告知もなかったようですし、問題の重大さをどこまで認識しているのか疑問に思う「事件」でした。
◆今週の朝日俳壇から
俳句や短歌を詠む人の言葉は随分と豊富です。
人の句を読むといつも知らない言葉がたくさん出てきます。
・初音
・銀竜草
・羽抜鳥
・草矢
・捩花 etc.
◇消えること皆知ってゐるしやぼん玉(塩尻市・古厩林生:稲畑汀子選)
「人は死ぬ」こともみんな知っていますが、身近な人の死は受け入れ難いものです。
旧仮名づかいの句を良く見かけます。一種の演出なのでしょうか?
◇これ以上咲けぬと言ひし七変化(熊谷市・鈴木忠雄:金子兜太選)
この句も旧仮名づかいでした。
◇七夕に今年の風を飾りけり(立川市・越智麦州:大串章選)
笹の枝に飾られた七夕飾りを見ていると、「風を飾る」という言葉がすんなりと入ってきます。
うまいなあという句です。
◇敬老日大往生を褒め合いて(札幌市・江田三峰:大串章選)
大往生した人の「死」を褒めあうということは、今生きている生かされている自分たちの悩みでもあります。
90歳を越した母は「百まで生きるかも知れないが、そこまで生きていれば『逆さ』を見たり辛いこともあるから・・」と言っていました。難しい問題です。
◇短夜を二つに分けて眠りけり(愛知県・有元洋剛:大串章選)
そのとおりです。
クーラーをかけずに過ごしていると、飲酒の勢いで取りあえず眠り、蒸し暑さに起き、朝方にもう一度寝るような生活です。
作者は別の意で二つに分けておられるのでしょうか?
|