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08/10/09 雑感
◆ 民主党
 民主党は、新テロ特措法の延長案の成立に手を貸してしまいました。
 新テロ特措法は自衛隊の海外派兵を容認する法律です。
 宗旨国アメリカの「テロとの戦い」(不朽の自由作戦: OEF)への実 質的な「参戦」です。

 民主党のこの動きについて毎日新聞は下記のように伝えています。

 党内でさえ「
審議を短期で終わらせるということは、補正予算案と同じく賛成するのか」(引用)と意見が出ていると書かれ ています。
 実質的な「賛成」に違いありません。
 短期審議で採決を与党に持ちかけたことについて山岡国対委員長は「
論議し尽くされ賛否も明快。金融危機の中どうしてもや るというなら最短の日程で」(引用)と述べているそうです。

 共産党の志位委員長は
「自らの党略を国会審議の上に置くもので許し難い。与党に同調して解散をこいねがう態度だ」(引 用)
 また、与党の
衆院テロ対策特別委員会メンバーも「法案成立に協力してもらえるのは歓迎だが、前回あれだけ騒いだだけに違 和感がある」(引用)
 もっともなことです。
 
民主党:新テロ特措法『早期採決』が波紋 『賛成』と誤解」(毎日新聞)

 民主党が新テロ特措法の成立を容認する本音はこんなこと のようです。
「新テロ特措法の延長が通れば、政権にとって解散・総選挙を拒む理由がなくなる。解散総選挙 の政治的条件を整え、追いつめること」(民主党衆議院議員)
▽「政府案には反対するが、(結果として)法案が成立する ことで争点を 消していくこと」「『景気対策に反対する民主党』『テロとのたたかいに反対する民主党』と言われないようにするためだ」 (別の衆議院議員)
 
民主の新テロ法案採決容認 自民から歓迎の声」(しんぶん赤旗 08/10/09)

 日本国憲法9条を守るための「9の日、9条、ハンストイン」に参加しています。
 民主党は憲法9条を守る立場とは相容れるないことがはっきりしました。
 次の選挙では、彼らの甘言に惑わされないようにしましょう。

◆ノーベル賞
 物理学賞、科学省に日本人研究者が4人も選ばれました。

 4人のうち2人はアメリカ在住で、うち1人はアメリカ国籍だそうです。
 塩谷文科相は「
文科省としても学術研究への支援を一層充実させていきたい」と、ありきたりのコメントだそうです。「ノーベル化学賞:文科相『素晴らしいの一言』」(毎日新聞 08/10/09)
 研究者、科学者にとって日本は魅力のない国なのでしょう。

 また、文科省は小林誠さんと益川敏英さんへの文化勲章に推薦する手続きを始めたそうです。(下村脩さんについての報道はありませんが同様となるのでしょ う)
 ノーベル賞を受賞すればヨイショと持ち上げていますが、国内では彼らの業績を評価できていなかったのです。
 ちなみに、ノーベル賞を受賞したことで文化勲章を受章された方は、江崎玲於奈さん、福井謙一さん、白川英樹さん、田中耕一さんと4人もおられます。

◆芸能人とやくざ
 何人かの芸能人が山口系暴力団(やくざ)の組長の誕生日を祝うゴルフコンペとパーティに参加していたとしてNHKから番組への出演を見合わせるとの報道 がありました。
 参加者は金品の授受はないといっているようですが、祝いの会に手ぶらで行って手ぶらで帰ったとは不自然なことです。

 スポーツ選手や芸能人のやくざとのつながりはなかなか切れないようです。
 数ヶ月たてばまたぞろ顔をさらすのでしょうが。
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