08/11/29 映画「252 生存者あり」
映画「252 生存者あり」
の試写会のチケットをもらったので、久しぶりに大きなホールで映画を見ました。
1000人収容の大きなホールでしたが、前後の席間も狭く、空調は効いておらず、音も割れて聞き取りにくく今一つの環境でした。
小笠原諸島で起こった地震の影響で海水温が上昇し超大型の台風が東京を直撃します。最大風力は百数十メートルとか。
地下鉄新橋駅構内に取り残された元レスキュー隊員と聴覚障害を持つその娘、大阪の中小企業のオヤジさん、医者になる自信をなくした研修医の男、韓国人の
クラブ?のホステスの5人が共同して救助を待つというわかりやすいストーリーです。
◆自然災害に弱い都市
この映画のコピーに「(保険会社の調査によると)東京・横
浜が2位のサンフランシスコに大きく水をあけて1位、4位には大阪・神戸・京都」とありました。
石原都知事ではありませんが、首長がお馬鹿だと被害も拡大することでしょう。今の首相や大阪府知事の在任中に災害の起こらないことを祈るだけです。
◆252
タイトルの「252」は何かと思っていました。
地下に閉じ込められた元レスキュー隊員らが鉄パイプで壁を叩き救助隊に生存を知らせます。
「トン・トン トン・トン・トン・トン・トン トン・トン」が生存者あり(生きている)との信号だとのことです。
モールス信号でSOSは「単音3回、長音3回、単音3回」(トン・トン・トン ツー・ツー・ツー トン・トン・トン)です。
S:単音3回(トン・トン・トン)
O:長音3回(ツー・ツー・ツー)
S:単音
3回(トン・トン・トン)
252の意味はわかりませんでしたが、閉じ込められたら音の伝わりやすいものを叩き続けましょう。
◆気になったことをいくつか
◇鉄砲水に流されても、天井が崩れて下敷きになっても、もうだめか、今度はだめかと思わせながら元レスキュー隊員は蘇ります。
ハリウッド映画で、シュワルツネッガーやブルース・ウィルスが、撃たれても殴られても落とされても立ち上がるヒーローもののお約束でした。
◇最近の映画ではCGは当たり前、この映画でも高波、洪水、ビルの崩壊などCGが多用されています。
安っぽいCGには見飽きてしまいました。
◇緊迫感を出そうとの狙いでしょうか、スローモーションの映像が多く使われていました。あまりに多用されるとうんざりですね。
◇韓国人女性は、片言の日本語しかしゃべれなかったのに、自分の身の上を語るシーンでは流暢?な日本語でとうとうとしゃべっていました。片言やハングルで
は彼女の身の上は説明しにくかったのでしょう。
◇この映画の公式ホームページはこちら
ですが、パソコンにパワーがないと重くて見づらいものです。
◆エンキ
映画上映前にエンキ(閻
杰)
さんの中国琵琶のミニミニ・コンサートがありました。
初めて聴く音色でしたが魅力的でした。
帰りには、数年ぶりで昔なじみ居酒屋に顔を出しました。
相変わらず小奇麗なお店、そこそこの値段で美味しい肴とお酒でした。
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