08/12/18
憲法9条
暗い世相となったものです。マスコミの「大不況」キャン
ペーンにより一気に閉塞感の漂う年末となっています。
マスコミ芸者がいくら「派遣切りは不当だ」「雇用を確保せよ」「非正規雇用者に仕事を」と言ったところで、彼らはスポンサー企業に尻尾を振る召使いでし
かありません。
スポンサー企業が出す金は、私たち弱者から搾取した金であることが分からないようです。
何千億円もの利益は確保し、何兆円もの内部留保に手をつけず、人の首を切った血に染まった手で新たな求人募集をするような会社が千載一遇のチャンスとば
かりに首切りに走っています。
「自
動車関連企業の人員削減と利益・配当・内部留保
」(し
んぶん赤旗の記事 08/12/16
)
暗い世相は私の生活にも影響し気の晴れぬ毎日を送っています。
弱っているときに弱っていることを書いていては「不の連鎖」になるばかりなので少し元気になる話を書いておきましょう。
映画「夢のまにまに
」で主人公の青年が戦没画学生慰霊美術館「無言館」を訪れるシーンがありました。
「無言館」の設立者であり館主である窪島誠一郎さんは水上勉さんのご子息だとのこと、窪島さんの情報を得ようとインターネットを彷徨っていて森村誠一さ
んのWebサイト(森村誠一公式サイト
)に行き着きました。
サイトの中の「憲法九条名言集」という章に窪島さんをはじめとする幾人もの方の「名言」が掲載されています。元気な言葉を読んで、聞いて元気になろう。
窪島さんの詩の最後の部分。
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(前略)
遠い見知らぬ異国で死んだ 画学生よ
私はあなたを知らない
知っているのは、あなたが遺したたった一枚の絵だ
その絵にきざ刻まれた かけがえのないあなたの生命の時間だけだ
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お国言葉での憲法9条もあります。
◆金沢弁(桜井裕子氏)部分引用(以下同様)
ほしたら考え方にたつことで、それぞれの国の独立や、その国の政治が成り立つがですわいね。ほれでこそ、はじめて、国と国との間の平等、対等な関係が
ちゃんとうまいこと保たれますがや。ほやさかい、こうしたことは、それぞれの国が絶対守らんといかんつとめながやと信じとるがです。
◆上州弁
それでな〜よ、ハァ戦争はしめぇにするって決めたからさあ、陸、海、空軍ずらねえ。ミサイル、爆弾だの、おっかねえ武器はなあんにも持たねえん。
◆福井弁
ほいての、目的をぉ守る為にの、戦車やら潜水艦、ミサイルやらぁ、他の戦力を持たんのや。ほいてぇ、日本はぁ、戦争しる権利もぉ、投げてまうしぃ、認め
んってぇ決めたんやざぁー。
◆信州弁(原山晃氏)
使っちゃえけねだけだねえで
鉄砲や爆弾せえもんはなえ
持っちゃえけねえもんだらず
持ちゃおめ使っちまうだねえかなえ
持たねえのが えちばんだらず
こりゃおめ 憲法で決めてるこんだで
最後に楚倉哲さんの詩を自戒を込めて。
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知らないって 怖いこと。
知らされないのは もっと怖いこと。
でも 知ろうとしないなら それは あなたの 罪。
そして 知っているのに 行動しないとなら
その人って いったい何ものだろう…
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