08/12/19 映画諸々
今年、1月に60歳になりほとんどの映画館でシニア割引
を受けることができるようになったこと、求職中で時間もてあまし気味であったことから、年間40本以上の映画を見ることができました。一部はこの「残日
録」で紹介しています。
1本1800円はいかにも高いと思う映画もシニア割引で1000円なら納得もできるものです。
18日の朝日新聞に「<回顧2008>今年の映画を振り返る」という特集の中で、6人の映画評論家が選ぶ「私の3点」という記事が
ありました。
◆秋山登さん(映画評論家)
◇ぐるりのこと
◇闇の子供たち
◇ゼア・
ウィル・ビー・ブラッド
◆佐藤忠雄さん(映画評論家)
◇母べえ
◇そして、私たちは愛
に帰る
◇いのちの作法 沢内「生命行
政」を継ぐものたち
◆品田雄吉さん(映画評論家)
◇ノーカントリー
◇ザ・ローリング・ストーン
ズ シャイン・ア・ライト
◇おくりびと
◆秦早穂子さん(評論家)
◇懺
悔
◇チェチェンへ アレクサンドラの旅
◇4ヶ
月、3週と2日
◆柳下毅一郎さん(映画評論家)
◇接吻
◇実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
◇天皇伝説
◆山根貞男さん(映画評論家)
◇トウキョウソナタ
◇接吻
◇闇の子供たち
評論家諸氏のお勧め映画で私が見た映画は、わずか2本でした。
どちらもよい映画でした。
◇ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
◇4ヶ月、3週と2日
今年は「靖国
」上映で右翼が騒ぐとのデマ?で大騒ぎでしたが、劇場で何回かプレビューを見ていてそんなに見たい映画だとは思えず見ずに終わりましたが、興行成績は騒動
のおかげで万々歳だったようです。
柳下さんお勧めの渡辺文樹監督の「天皇伝説」のポスターの惹句は下記のように超刺激的で右翼が大騒ぎしそうな映画です。
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明治天皇は大室という男が入れ替り、
大正天皇には子種がなく昭和天皇には、西園寺公望養子の…
そして平成天皇は裕仁の子ではなかった。
さらに秋篠宮もやはり明仁(現天皇)の子ではなかった。
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◆これから見る予定の映画
◇いのちの作法 沢内「生命行政」を継ぐものたち
◇懺悔
◇チェチェンへ アレクサンドラの旅
◇リ
ダクテッド
◇女工哀歌
◆私の3点
◇勇者たちの戦場
◇サラエボの花
◇カルラの
リスト
◆
連合(日本労働組合総連合会)
朝日新聞(18日)の投書欄に大阪府の井上さんという方の「闘わない連合『ざんげ』疑問」という投書が掲載されていました。
14日の朝日新聞に連合の高木会長のインタビュー記事に対して以下のように批判されています。
<一部引用>
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今頃、ざんげしても何の意味もない。現在の事態は、大企業と闘う姿勢をまったく持たず、もっぱら強調に終始してきた連合とその傘下の大企業労組幹部がも
たらした当然の結果だ。
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まったくそのとおりです。
闘わない労働組合が、闘わない政党を支持し、労働者をモノのように使い捨てできる制度を作ったのですから。
連合が「派遣切り」に対して電話相談をするなど、いんちきなマッチポンプとしか言いようがありません。
高木会長は「派遣法などの規制緩和を許し、不安定雇用を増やした責任は連合にもあるのでは?」との問いに対して下記のよ
うに答えています。
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規制緩和を止められなかったという批判は受けざるを得な
い。不安定雇用の人を最小限に抑えねばならないという雇用の原則を、強く主張し続けられなかった
ことについては、ざんげしたい。ただ、製造業派遣を認めて派遣労働が急激に広がったころから、派遣法は「希代の悪法」になりかねないと、法改正を主張して
きた。ようやくそれが実を結ぼうという矢先に、雇用危機が来てしまった。
--------------------(「『大企業の非正規大量解雇、許されない』高木・連合会長」朝日新聞 08/12/14)
こんなことを平気で言える輩が労働組合の幹部なのです。
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