09/02/17 堤未果さんと森永卓郎さんの対談
爺さん、親父に叔父貴と政治屋を生業とし東京大学法学部出身にも関わらず、国会の財政演説で「渦中」を「うずちゅう」と読み間違えたのをはじめ「歳
出」と「歳入」など26箇所も読み間違えていたそうです。
今回は、生来の飲酒癖、酒癖の悪さが国際会議の場で出たようで、なんとも情けない男です。
YouTubeに
泥酔会見の様子があります。イタリヤまで同行した記者からは泥酔に対しての質問はなかったようです。マスコミとは権力に尻尾を振るポチでしょうか?
それにしても、この男はアルコール依存症という立派な精神病者であり治療が必要です。このまま大臣に就けておくともっと深く心を病むことでしょう。
マガジン9条に
ジャーナリストで「ルポ 貧困大国アメリカ」の著
者・堤未果さんと、経済評論家・森永卓郎さんの対談「米国金
融危機とオバマ大統領への期待の大きさ」が掲載されています。
二人の話から気になった部分を引用させていただきながら紹介します。(以下、引用部分は<>で括りました)
◆二大政党と少数者
アメリカ大統領選挙で分からないことの一つに、アメリカの有権者は
民主党か共和党の候補者しか選択の幅がないのかということです。
堤さんは<私の中ではアメリカの二大政党制がちゃんと機能していないのではないかとい
う疑問がずっとあったのでオバマの民主党、マケインの共和党ではなくあえて第三党を取材したんです。>
<メディアの在り方と暴走する二極化が深く
結び付いてい>て、日本も他人事でないとの指摘は同感です。
メディア(特にテレビ)は、国民の選択は自民党か民主党かの二者択一の選択肢しかないような報道を繰り返しています。第三や第四の選択を無視し続けてい
ます。
メディアの一部には自分たちが世論を作っていると思い上がっている人たちもいます。
堤さんの二大政党以外の候補者や支持者への取材は著書として発表されるそうです。
◆人間の誇り
「年越し派遣村」での元派遣社員が「炊き出しに並んでいることは惨めで信じられない」と語っていたことを聞いて<びっくりしたんですね。何故ならそれは
アメリカで取材をした人たちの言葉とあまりにも同じだったからです。>
そして<人間は動物と違って、ただ生きていればいいというものじゃない。生活保護で飢え死にさせないだけではなく、誇りを取り戻して自分の力で生活でき
るところまでサポートしていかないと、人というのは救えない。>
人はパンのみにて生きているのではありません。
日本国憲法、第25がいう「最低限度の生活を営む権利を有する」とは、食うに困らないということではなく「健康で文化的な」生活を営む権利です。
◆胡散臭い環境ビジネス
家電メーカーの「省エネ」「環境に優しい」新製品のCMを見ていると、地球環境の悪化は私たち庶民の責任のように感じ、地球環境のために買い替えをしよ
うかと思う人たちもいるのでしょうか?
新しい製品に買い換えるより、今持っている製品を使い続けることの方が「環境に優しい」ことではないでしょうか?
<環
境産業について、よく気をつけておかないといけないのは、本当に必要な環境政策っていうのは、みんながむしろ地味な生活をすることなんです。ところが、一
部の人たちがその環境をネタに、もう1回バブルを起こそうとしている。特に排出権取引なんかを言っている人は、かなりの部分がそうでしょう。>(森永)
◆消費しない生活
週末には車でショッピングセンターに出かけ買い物をすることが生活の基本になっていると堤さんはいいます。
<消費が生活の基本になってますからね。ショッピングモールでは、「最初の10カ月何にも払わなくていいです!11か月目から楽々にお支払い!」などと
いうふざけた文句の看板が沢山かかっています。お金が無くても借金して買えばいいという考えが定着していてみんなそれを不思議にも思わない。クレジット
カードを1人10枚持つのは当たり前、私の周りには、クレジットで買ったものの返済を別なカードで借りたお金で返すというようなことを平気でやっている人
が沢山いました。>
パチンコ屋の隣にサラ金のATMがあって、サラ金で金を借りてパチンコで摩る、A社の借金をB社の借り入れで返済するというサラ金多重債務者がアメリカ
ではクレジットカードでされているのですね。
また、99セントショップがあるとも書かれていました。百均は日本のものと思っていましたが。
消費を極力少なくすることが環境に優しい生活だと思います。貧乏は環境に優しい。(笑)
(なるべく)車に乗らない、(なるべく)地場の製品を買う、、、「なるべく」を一つでも多く心掛けたいものです。
今回は堤
さんのお話をいくつか紹介しました。
対談は連載されています。そのうちに森永さんの経済の話も紹介したいと思います。
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