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09/02/27 交々のこと
 この時期の長雨をなんと呼ぶのでしょうか?
 関西では先週木曜日ころからぐずついた天気が続いて、やっと晴天かと思いきやまた崩れるとか。
 利用している写真俳句のブログがシステムを新しくするとシステム移行をしましたが、ユーザーインターフェースが悪くなり、少々苛立っています。

 まとまったことが書けないときには小ネタを書き並べることにします。

◆WBC騒ぎ
 メディアが大騒ぎするWBC(WORLD BASEBALL CLASSIC)って何なのでしょう?
 野球の世界一を決めるイベントですか?
 WBCはアメリカ大リーグ(MLB)と労働組合選手会が作った私企業が主催し、アジアラウンド(地域予選)の主催者は読売新聞だそうです。

 オリンピックなどの国際大会をナショナリズムの高揚に利用しようとする人たちの影や、国民の目を社会の現実から逸らせようとする人たちの意思まで感じて しまいます。

 WBCへの出場を辞退したドラゴンズの選手、球団、落合監督が非難された時の落合監督の言葉が正しいように思います。
 「公式戦 以外のイベントへの参加の強制権はない。プロ野球選手は球団の社員ではなく、個人事業主。故障をした時の保障もないし、自分のことを考えるのは一番の権 利。全部NPBがフォローしてくれるならいいけど、理想論を掲げられて一番困るのは選手だ。みんな出てくれると思っているのが大間違い」

 スポーツ ジャーナリスト・谷口源太郎さんのコラム「だれが『スポーツ』を殺すのか」に、WBC騒動が取り上げられています。
 「『WBC』 監督を巡る愚かなドタバタ劇
 「選手の出場辞退で騒動勃発!本質的な「矛盾」を抱えたままのWBC

 
日本チームを応援しない人は日本人ではないみたいなキャンペーンにはうん ざりです。スポーツイベントの「日の丸」騒ぎはもういい加減にしてほしいと 思っています。

◆傀儡国家
 先日のアメリカの国務長官の来日や麻生首相のアメリカ訪問をみていると、この国がアメリカの傀儡国家だということがよくわかります。
 麻生首相の訪米などは、宗旨国のボスの代替わりに挨拶に駆けつけた子分の様です。挨拶を英語ですることで国際派、外交通をアピールしたかったのでしょう が、謙っているとみるのは穿ちすぎでしょうか?

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 その麻生首相、いまごろアメリカで、「私をいちばん最初にホワイトハウスに招いて下さって、ほんとうに感謝しています」などと相好を崩していることだろ う。
 ヒラリー・クリントン米国務長官の訪日時に、
 「初めての外国訪問に日本を選んで下さって、ほんとうにありがとうございます」と、まるでご本家様を迎える分家のように、へりくだっている中曽根外相ら 日本政府の様子を見せつけられた寂しさを思い出す。
 この点だけは、「日本とアメリカは対等関係でなければならない」と語ったという小沢一郎民主党党首のほうが(いまのところ)筋が通っている。
--------------------「マガジン9条」の「週間つぶやき日 記」より

◆税金で株を買う?
 企業の株価の下支えのために税金で株を買うことを検討していると報じられていました。
 なんという腐った国なのでしょう。
 こんなことが許されるかどうかよりも、こんなことを検討しているということに驚きです。

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 政府は24日、下落傾向が続く株式相場の下支えに向け追加対策の検討に入った。銀行等保有株式取得機構の購入対象資産を拡大し、政府保証付きの公的資金 で市場から直接、株式などを買い上げる案が柱。政府と経済界が共同で新たな株式買い上げ組織を創設する構想も浮上している。株安進行が深刻な金融システム 不安を引き起こしかねない状況で、政府主導の株価対策に乗り出さざるを得ないと判断した。

 政府は決算期末の資金繰り改善に向け、日本政策投資銀行が企業の社債を1兆円規模で購入する方向でも調整。日銀も同様の措置を決めており、金融資本市場 の安定化へ全力をあげる。
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公的資金で株式買い取り 政府、株価対策を検討」(日本経済新聞 09/02/25)

 メディアは「公的資金」などとあいまいな表現でなく「税金」と呼ぶべきでしょう。

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