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09/05/17 民 主党

 民主党の小沢代表が辞任し、茶番の代表選挙が終わり新代表が決まりまし た。

 国民の誰もが、辞任の原因は西松建設からの献金疑惑で公設秘書が逮捕起訴されたことにあると思っているのに、小沢代表は語らないままでした。
 辞任会見で記者の質問に答えて「私は、政治資金の問題についても一点のやましいところもありません」と発言しただけでした。

 後継代表選挙に立候補した鳩山幹事長も岡田副代表も、献金疑惑については語らなぬまま、岡田副代表はテレビに出演し司会者に西松献金疑惑を問われ「小沢 さんが集めたお金は、自民党の派閥トップクラスと比べればはるかに少ない」と、民主党が企業献金の部分では自民党と五十歩百歩であることを証明しました。
 今、出ている献金疑惑を明らかにせずに「企業・団体献金の禁止」を叫んでも、国民には虚しく聞こえるだけです。
 このように臭い物に蓋をしていては、
二階経済産 業相ら西松建設からの献金で疑惑をもたれているの 人たちの問題も追及できないのではないでしょうか。

 代表選挙に立候補した二人についてマスコミは、「親小沢vs非小沢」即ち「守旧派vs改革派」
の覇権争いを印象付け、「改革派=岡田氏」の世論を作るのにやっきでした。
 街頭インタビューの声は明らかに編集されていると思われます。巧妙に岡田支持が国民の世論であるかのように演出していました。
しかし、小沢代表の下で要職にあった二人に小沢評価で大きな違いがあるはずもあ りません。
  選挙権のない国民が本当に知りたかったのは、弱者のためか大企業のための政治か、憲法9条を守るのか守らないのかを聞いて欲しかった。

 鳩山新代表は、社民党、国民新党との連立政権を念頭に置いた協力を維持すると発言したそうですが、選挙前に連立政権構想を国民の前に明らかにして欲しい ものです。
 選挙の結果次第では、自民党(一部?)と連立されては堪ったものではありません。

 穿って見れば、この一件で一番得をしたのは、鴻池官房副長官(引いては麻生太郎)ではなかったでしょうか?
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