09/06/03
不可解な事件のその後
愛知県蟹江町の親
子3人殺傷事件から丸1ヶ月が経ち各紙が「その後」を報道しています。
事件発覚当初は各紙の報道も盛んでしたが、警察が犯人のものと思われるパーカーを公開し
た先月の15日以降はさっぱり報道されません。
◆強盗?
殺された次男の2階の部屋には数十万円の現金が残っていたとの報道もありますが、「3人の財布から紙幣が抜き取られてお
り、蟹江署捜査本部は強盗目的との見方を強めている。」と怨恨などではなく「強盗」との見方のようです。「愛知の親子3人殺傷から1カ月、強盗目的の見方強める 県警」(産経新聞 09/06/01)
母親は着衣を着けていなかったと報じられていましたが、犯人はなぜ着衣を脱がせたのでしょう?
犯行現場になぜ15時間のいたのでしょうか?
◆20歳代?
けがをしていた三男は、「犯人は20代前半の声だったと思う」「『20代の男の声』三男説明 親子3人殺傷1カ月、県警」(共同通信
09/06/04)と話しているようです。
遺留品のパーカーはLLサイズで悪臭がしていたそうですが、犯人像は20歳代のホームレスでしょうか?
◆捜査は難航
三男は犯人の犯行目的は「金目当てでたまたま襲ったという趣旨の説明をし」ているそうだ。「母親は居間で殺害か…愛知の3人殺傷、捜査は難航」(読売新聞 09/06/02)
「飼い猫も殺し、長時間現場にとどまったうえ、着衣や凶器を残すなど犯行の特異さが浮き彫りになったが、動機や犯人像は依然はっきりしない。」「愛知の一家殺傷、発覚から1カ月 見えぬ動機・犯人像」(日経新聞 09/06/02)
「強盗」との報道もあるが、動機もわからぬとの報道もあり警察の捜査が難
航していることが伺えます。
以下、よく整理できている東京新聞の記事から。 「愛知・蟹江 一家3人殺傷事件1カ月 絞れぬ犯人像…後手の捜査響く」(東京新聞 09/06/02)
◆初動ミス
母親の遺体発見が翌日になるなどこの事件の初動捜査はおかしかった。
「捜査で最も疑問視されるのは、現場から逃げた男の存在を本紙が報道するまで一週間近くも伏せたことだ。」(引用)
ミスだと自覚して隠したのでしょう。警察の隠蔽体質は筋金入りですから。
また、思い込みによる捜査が事件の解決を遅らせることも往々にしてあることです。
「『初動でボタンを掛け違えた』と指摘する捜査関係者もいる。捜査本部は当初、顔見知りの犯行とみて捜査を始めたが、途
中で何者かによる犯行と見方を変えた。」(引用)
ミスを犯し功を焦って犯人を作り出すようなことにならないようにマスコミは監視して欲しいものです。
◆不可解な犯行
金目当てにしては「次男○○さん(26)の二階の部屋から数十万円が見つかり、玄関には一万一千円分の札も落ちていた」(引用)こと。
証拠隠滅をしているにもかかわらず、凶器と見られるモンキーレンチやパーカーが残されていた。
「犯人は夕食のみそ汁を飲んだとみられ、猫も殺していた。」(引用)
普通の感覚では説明できないような行動、俗にいう「読めない」行動です。
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