09/06/19 政権交代?
各紙の世論調
査の結果が報道されています。
麻生内閣の支持率は軒並み下がり、19%〜25%と何度目かの政権末期の「危険水域」だそうです。
◆麻生不支持は60%超
報道されている各社の世論調査の結果では、麻生内閣の支持率/不支持率は次のとおり。
支持−不支持
▽毎日新聞:19%−
60%
▽朝日新聞:19%−65%
▽読売新聞:22.9%−67.8%
▽日経新聞:25%−65%
◆本当に鳩山でいいの?
どのような意図で、首相に相応しいのは麻生か鳩山かと質問しているのでしょうか?
マスコミが政権交代を期待し、世論調査の設問だけでなく、次の総選挙で国民に政権選択を迫っています。
二大政党制が国民の大多数が幸せになれる政治を実現できるのでしょうか?
鳩山−麻生
▽毎日新聞:32%−
15%(どちらも相応しくない46%)
▽朝日新聞:42%−24%
▽読売新聞:46%−26%
※日経にはそのような質問がなかったようです。毎日は麻生、鳩山以外の選択肢「どちらでも相応しくない(46%)」があったようです。
◆民主党政権は「まだまし」?
今の自公政権より民主党が政権についた方が良い(まだまし)という人が私の周りにもたくさんおられます。
私は未だに良くわかりません。
◇憲法9条を守る勢力か?
鳩山代表、小沢前代表、前原元代表、次の内閣の浅尾防衛相などの憲法観を見聞きするにつけ、この党は憲法9条を守る勢力には思えません。
鳩山代表は、9条改憲の抑止力となっている社民党との共闘を、来年の参院選で単独過半数を取れば解消すると述べたそうです。
「鳩山代表:参院選で過半数取れば…単独政権に含み」(毎日新聞 09/06/16)
社民党の護憲体質が邪魔になり、そのうち党内の護憲派といわれる人たちも排除され改憲の道を進むとは考えすぎでしょうか?
社民党は民主に擦り寄り政権党の一部になろうとしています。壊滅状態になった過去から学ばないのでしょうか?
◇民意より議席
鳩山・民主は総選挙用のマニフェストの作成に着手したようですが、その中に「比例区80減を掲げる」と見過ごせない記事がありました。「年金・定数削減…鳩山民主、マニフェスト見直し始動」(朝日新聞 09/06/03)
小選挙区制は民意が反映されず死に票が多く出る、それを救済するために比例代表制を導入したのではなかったでしょうか?
05年の総選挙での自民党の小選挙区の得票率47・8%、議席獲得率73%だったそうです。
コスト削減と耳障りの良い理由があるのでしょうが、代議員制の政治制度で定数減は慎重に議論されなければなりません。
実現されれば、共産党や社民党の議席は激減することでしょう。
◇政界再編
こんどの総選挙の結果次第では、自民党や民主党を含めて大連立や政界再編が行われる可能性があります。
政界再編が無節操なパワーゲームにならなり保証を選挙公約で約してほしいと思います。
◇郵便料金不正事件
郵便料金を不正に割り引かせるために、障害者団体の証明証を偽装したとされる事件で、民主党の石井一議
員や牧義夫議員の名が囁か
れています。
民主党には、自民党と同じ体質を持った議員がたくさんいます。事件の全容の解明が待たれます。その時の民主党の対応も見て見たいものです。
◇静岡では対決、兵庫では相乗り
静岡県知事選挙を総選挙の前哨戦の一つだと自民も民主もいっています。
同日に投開票される兵庫県知事選挙は前哨戦にはならないのでしょうか?
現職を自民、民主、公明、社民が相乗りしています。共産対非共産の構図は6回目だそうです。捩れが生じたり地方選で負けると「国政と地方は違う」という
のは彼らの常套句です。
民主党は、国政では反官僚とか脱官僚とか言っていますが、彼らが推す(県連推薦)知事候補者は自治省の官僚OBです。兵庫県民にどのように「政権交代」
を訴えるのでしょう。無節操、無責任な態度と思います。
どのように見ても民主党が自民党の別働隊のように見えてなりません。
民主政権ができることによって、国民は一時的な目晦ましにあうだけのような気がします。
私の考えが稀有であれば良いのですが。。
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