09/06/24 臓器移植!?
先日、脳死を
人の死とすること、0歳児から臓器の提供が可能となるなどの臓器移植法の改正案が衆議院を通過しました。
難病もののドラマのように臓器移植を報道する最近の風潮
は、少し異常ではないかと
思っています。
うまく表現できませんし、誤解されるかも知れません。臓器移植に係わる私の思いを書いてみます。
◆臓器を提供しない自由
私はドナーカード(臓器提供意思表示カード)に自身と家族が署名をして
持っています。
死後に残されたものが、私の意思を尊重するかどうかはわ
かり
ません。私の意志に反したとしても責められるものではありません。残された者たちの事情もあるのでしょうから。
世の中の風潮が、臓器を提供しなければならないと傾くことはあってはならないと思います。
※ドナーカード
私の持って
いるカードは古いタイプだそうです。(上の図)
現在は下のデザインで(社)日本臓器移植ネットワークのサイトからオンラインで仮登録できます。新
しいカードには臓器を提供しないとの意思表示もできるそうです。[私は臓器を提供しません]というカードもあるのです。
今までのドナーカードは勿論有効です。
携帯からも仮登録できるそうです。左のQRコードを読み取ってください。
◆命は平等であってほしい
最近の報道によると、アメリカに渡って幼児が心臓の移植をする場合の費用は凡そ3億円ほどかかるそうです。
同じような病気を持つ子どもに同じようなチャンスが与えられるとは思えません。周りの支援を受けられるなどの条件がある子どもの命だけが救われることに
なります。
そんな莫大な費用がかからないための法の改正なのかも知れませんが、国内で移植手術をしても数千万円の費用がかかるそうです。数百万円であっても負担で
きる家族とできない家族がでてくるでしょう。
また、命は何より大事、お金には代えられない、移植すれば直るのだから家族は費用を負担して当たり前などと家族を苦しめることがあってはならないように
思います。
◆生きながらえることは幸せか
生きながらえること、長生きすることは幸せでしょうか?
老人への臓器移植は、金持ちだけが長生きできる貧富の差の問題だけでなく、長生きが幸せとは思えません。
◆私の場合
◇臓器の提供
私が死んだら(脳死でも)使える臓器は人の役に立つなら使ってもらえればよいと意思表示しておきましょう。
残されたものには、私の意志をなるべく尊重してほしいが、その時の事情を優先すればよいでしょう。
◇臓器移植
私は臓器移植をするような蓄えがありませんから心配することはないのですが、ゆめゆめ臓器の移植をして命を永らえさせるようなことは御免蒙ります。
また、一切の延命治療も拒否します。
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