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09/07/18 選挙近し

 相変わらず自民党 のゴタゴタが芸能ニュース並みに報道されています。いくら騒いでも、コップの中の波は大海の波とはなりません。
 公認を得られそうにない議員とその支持者がまとまって離党した話(山梨)や、「郵政造反」で無所属となっている議員と自民党の大臣経験者が会談したと か、両院議員総会は開かず「懇談会」でお茶を濁したい執行部に対し、反対派の最後の一手があるようにないような、党の公約とは別にグループの公約で選挙を 戦う等々、組織がガタガタと音を立てて崩れて行きます。

◆現実路線?先祖返り?
 政権交代が現実味を帯びだしたら、民主党の本音がチラリチラリと見えてきました。
 基本的な政策の方針転換が相次いでいます。

◇非核三原則を破る
 民主党の鳩山代表は、非核三原則の「持ち込ませず」を容認する発言をしたと報じられています。
 「核兵器を搭載した艦船の寄港や領海内の通過は日米両国の事前協議の対象外とすることを容認する考えを示唆した。」(引用)
 「核搭載艦、寄港・通過の容認を示唆 民主・鳩山氏」(日本経済新聞 09/07/14)

◇海外派兵を容認
 今まで反対してきた自衛隊のインド洋での 米艦船などへの給油活動を特措法の期限まで継続することに方針を転換したと報じられています。
 政権公約にも「反対」は盛り込まないことにしたそうです。

 「海自インド洋給油:民主一転、特措法期限まで『
継続』 米国に配慮」(毎日新聞 09/07/17)

◆それでも連立
 民主党と社民党とは、選 挙協力、連立構想のみ伝えられていますが、政策協定は結ばれているのでしょうか?
 民主党のこれらの変節に「批判」していますが。

 社民党の福島党首は、非核三原則の堅持と、日米密約について「持ち込ませず」の方向で協議すべきと述べた。
 「非核三原則『堅持すべき』 民主代表発言に社民党首」(日本経済新聞 09/07/15)

 「野党として給油活動に反対したのに、政権が近くなったから考えを変え るのはおかしい。民主党のぶれは看過できない」(福島党首)と批判している。
 「福島氏、鳩山発言批判  給油継続方針で応酬」(共同通信 09/07/18)

 社民党は連立政権に参加することに意義があるのではなく、自らの政策を実現するために何をするのかに立ち返ってほしいものです。

◆是々非々
 共産党は総選挙後の民主党中心の連立政権に加わらず、一致できる政策については是々非々で協力していくとの「建設的野党」との方針をだしたと報じられて います。
 @労働者派遣法改正、農産物の価格保障・所得補償、米軍 基地の縮小・撤廃などの政策には「推進者」となり、A消費税増税、憲法改正、衆院比例定数の削減などでは「防波堤」となる。
 「共産が『建設的野党宣言』…民主政権へ是々非々(読売新聞 09/07/18)
 「自公政権退場の決定的な“審判” 新しい日本の進路の“選択”を
(しんぶん 赤旗 09/07/17)

 少数政党はこうある べきだと思います。

◆ありそうな話
 今度の解散をじいさんの「バカヤロー解散」をもじって「バカタロー解散」と言うそうな、「馬鹿太郎解散」と書くと哀れでもある。
 首相の馬鹿さは、総裁に選んだ人たちはみんな知っていたのでしょうから。

 「バカタロー」を検索していたら「行 政調査新聞」というWebサイトに行き当たりました。どういう性格のメディアかは分かりませんが、こんな記事がありました。

 「事実、本紙がつかんだ情報では、複数の選挙区で公明党の母体である創価学会が民主党候補の支援を行うのだという。候補者が創価学会員だという話もあ る。新進党にかつて所属した民主党議員である。
 『公明党は、ちゃんと保険をかけているんですよ。支持母体の池田SGI会長筋からの至上命令で、今後、つねに与党であるべしという金科玉条もある。自民 党といっしょに心中するつもりはないでしょう』(公明党関係者)」(引用)
 「いよいよ自公政権の終焉!」(行政調査新聞 09/07/18)

 真偽のほどは分かりませんが、あっても不思議ではない話です。
 政権に就くということは余程おいしいことのようです。一種の麻薬ではないでしょうか?

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