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09/08/02 松本清張展など

 姫路文学館で開催 されている「松本清張展」に出かけてきました。
 せっかく姫路まで足を伸ばすのだからと、姫路のサイクリング仲間に会えな いかと連絡をしました。

◆再会は大宴会
 金曜日の夜に、フルメンバーで飲み会が予定されているとのこと。これ幸いに同席させていただくことにしました。
 京都での仕事を終えて、新快速電車で姫路に向かいます。姫路から私鉄に乗り換えて宴会場に21時前に到着です。

 宴会場は、住宅街の中にあるお店です。昼は野菜、魚、酒を扱う食品店が、夜は陳列棚を隅に追いやり簾を立てて目隠しし、椅子とテーブルを並べて
4 人掛けのテーブル8卓ほどの居酒屋に早変わり。
 肴は、生簀の魚の新鮮な刺身、女将さんの手作りのコロッケ、煮物、鱧のすき焼きなど鍋物、〆にはおにぎり、お茶漬け、ラーメンまで豊富です。

 6ヶ月ぶりにお会いす る、Mさん夫妻、Kさん夫妻にOさんが、ほろ酔い状態です。
 皆さん、私の病気を気にかけてくれていて感謝、感謝です。

◆順送り
 店を出て、徒歩数分のKさん夫婦の自宅で二次会です。
 そこへMさんの知人のUさんが合流、Uさんは若くて生き生きした女性で、初めてお会いする方です。
 私の乗らなくなったロードバイクをRさんに譲り、結婚・出産して不要になったので、Mさんに譲ってもらい、Mさんが本格的にサイクリストとなり新車を購 入されたので、今回Uさんに譲ってもらったという人間の数珠つながりでした。

 自転車はエコ、順送りにして乗り継ぐのはもっとエコですよ。

◆ひめじ短編映画祭
 明けて翌日は、Mさん、Oさんに誘われて「ひめじ国際短編映画祭」に。
 アートアニメーションとフランス短編集を観ました。

 アニメーションでは、冴えない子どもがクラスメートの女の子を救うために一大奮起をするというフランスの「頑張れガスパール」、アカデミー賞短編アニ メーション賞をとった「つみきのいえ」がよかったです。

 「つみきのいえ」には哀愁を感じました。

 フランス短編映画集では、「右折せよ」と案内を繰り返すカーナビ、機械に 振り回される人間の愚かさが見える「右折してください」と、髪のない母親と家族の物語「私の一番の心配ごと」がよかったです。

◆松本清張展
 姫路文学館ま で車で送ってもらい、松本清張展をみます。
 この建物は何度目かの訪問です。建物は安藤忠雄さんの設計だそうですが、安藤忠雄さんの設計した建物は各地に多くあり少々食傷気味です。

 松本清張さんの生誕100年記念事業として世田谷、郡山、姫路、仙台、高知と全国で巡回して展示されている催事です。
 こじんまりした展示会場に幼児期から広告デザインを目指した青年期、朝日新聞社への入社、芥川賞受賞、、、晩年までうまくまとめられています。

 原稿や書簡の殆どがコピーで展示されていたのはがっかりです。
 観覧料500円ではこの程度でしょうか。

◆男山貯水池
 文学館から姫路城方面に向かう途中に男山神社の傍に長い石段が見えます。
 なんだろうと見ていると、ジョギング中の男性が「石段は200段ほど、上からの見晴らしがよい」と教えてくれます。

 登ってみるかと歩き出します。30度以上もありそうな急な階段で途中の踊り場で一休み、ぜいぜい、はあーはあーほうほうの態でやっと登りきります。
 貯水池とはいっても水面は見えませんが、見晴らしは登ったかいありです。
 下りは比較的緩やかな裏道を下ります。

◆お城祭り
 姫路駅前は「お城祭り」だそうで落ち着かない雰囲気ですが、駅近くのラーメン屋「新生軒」は、2、3人の客でひっそりとしています。薄味細麺のあっさり の独特の味のラーメンをいただきます。

◆豪雨
 15時過ぎに姫路駅に着きますが、改札口が人であふれています。

 駅のアナウンスは「川の増水で市川橋梁が警戒水位になったので運転見合わ せ中、再開の目処はたっていない」とのこと。急ぐこともないのでと人を掻き分けホームに上がると12時台の発車予定の電車が止まっています。
 座席に座って待っていると、15時40分過ぎに運転再開とのこと。

 姫路駅を発車してすぐ渡る市川の水位が異常に高くなっています。並行する新幹線の橋桁は高いので新幹線はスピードを上げて走行しています。
 途中、加古川も増水していて河川敷に置かれて車が窓まで水没しています。

 俳句のブログを書いておられる丹波地方の方は、午前中大変な降りかただったと書いておられました。
 JR山陽線の沿線は強い日差しなのに、上流の雨が数時間で河口付近あたりまで増水しているのですね。
 去年、神戸の都賀川で5人が亡くなった事故は、山域がはるかに浅い六甲山系ですから増水のスピードは急だったのでしょうね。
 川に沿った土地に保水力がなくなっているのでしょうか?

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