09/08/25 選ぶ基準
公示後は、このよ
うな個人のWebサイトやBlogでも、選挙絡みの書き込みは公職選挙法違反なるといわれています。
たとえば、goo
blogでは禁止事項の一つとして「選挙の事前運動、選挙運動又はこれらに類似する場合、及び公職選挙法に抵触する場合」をあげています。
どのような書き込みが、公職選挙法のどの部分に抵触するかをいわず禁止事項としてあげる精神が、サービス提供者の責任の放棄としか読めません。
こんな風潮では個人のWebサイト管理人やBlogのユーザーはビビッて書きたいことも書きにくくなります。こういう事態を「表現の自由に対する萎縮」
というのだそうです。
「金無くば結婚するな」とは、”馬鹿”太郎の言葉ですが、金無きものの運動は単色のビラ配りやネットでの呼びかけです。
金無きものは金をかけずに、自分の考えを訴えたいものです。
あと数日、公職選挙法の亡霊に怯えず少々フライング気味に書いていきましょう。他の方法ができないのですから。
◆期日前投票
先週末に投票できなかった最高裁裁判官国民投票に行って
きました。
相変わらず投票所のスタッフはモタモタしており、気短な私はつい・・・なりそうですが、滞りなく国民の権利を行使できました。
小さな町(人口3万弱)の期日前投票所(町役場)にも、投票の人は4、5人見受けました。
総務省の発表によると公示日翌日の19日から23日までの5日間で305万人を超える人が期日前投票をしたそうです。
前回同期より1.5倍の増加で、関心の高い総選挙となりそうです。
◆選ぶ基準
各党は、自分の見せたい面を強調して選挙公約を作っています。
見せたくない面は言わなければいいのです。でも、それでは有権者は困ります。
私は、次の三つを判断の基準にしました。
◇憲法9条を守るか
これは一番大事なことです。
曖昧な態度の人、政党には一票も入れたくありません。
「憲法9条を守る」という旗を高く掲げる人、政党に一票を入れたい。
◇消費税を撤廃するか
低所得者に厳しく、金持ちにやさしい逆進性の高い消費税は撤廃をすべきです。いわんや税率を上げることなど以ての外です。
消費税に対する態度は、その人、政党の拠るべき位置を示しています。金持ち、大企業のための政党は取りやすい消費税をいずれ上げていくでしょう。金を持
たぬ庶民の政党は、大企業や金持ちに対する減税をもとに戻すでしょうし、軍事費をはじめ不要の支出を抑えて消費税を撤廃してくれるような政党に一票を入れ
たい。
◇少数者の声を反映するか
憲法前文は「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者」と規定しています。今の選挙制度は比例代表で180議席を選ぶことにより辛うじて「正当
な選挙」の態をなしています。
強者は強者に傾斜する選挙制度を維持・発展させるために比例代表180を削るでしょう。政治は少数者、弱者に光を当てることでしょう。
小さき声も届く一票を大事にする人、政党に一票を入れたい。
◆政党助成金
企業団体からの政治献金を制限する代わりに税金から政党に金を渡しましょうという制度が「政党助成法」で、それを根拠に使われる税金が、「政党助成金」
あるいは「政党交付金」と呼ばれています。
なぜ、税金で政党を「助成」しなければならないのでしょう?政党はその志に賛同する人たちが金を出し合い志を実現するために活動するのではないですか?
自分が支持しない、支持できない政党にも年間300億円です。
いまだに、企業・団体から献金を受けている政党に、親子4人の家庭で年間1000円の金を取られているのです。
西村眞悟という元民社党、元新進党、元自由党、元民主党
に所属した政治屋がいます。
05年に弁護士の名義貸しで逮捕され、衆議院本会議で議員辞職勧告決議を受けながらしぶとく生きながらえてきた前衆議院議員です。いつの間にか「改革ク
ラブ」と
いう自民党からも民主党からも爪弾きにされた連中が作った「政党」に与していました。
彼が改革クラブに参加したのは、改革クラブが政党助成法の「政党」の要件(国会議員5名以上)を満たすためです。
悲しい、寂しい男です。今度の選挙で退場してほしいものです。
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