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09/09/10 「マガジン9条」から

 「マガジン9条」から いくつかの記事を紹介します。

◆緩やかな運動
 「コラム リコラム」というコラムにベ平連(ベトナムに平和を!市民連合)の運動が紹介されています。
 規約もない、指導部もいない、誰がメンバーかも分からない(管理しない)運動が40年前にあったのです。「ベトナム反戦」であれば右も左もなく「来るも のは拒まず、去るものは追わず」の精神であったようです。日の丸を掲げてデモに参加していた老人もあったとの逸話もあるほどです。

 当時、ベトナム反戦運動に消極的な
企業内労働組合の主流派から疎まれながらも、小規模な反戦運動をしていたものには自 分たちの運動とは違う異質なものに見えていました。

 このような市民運動の流れは「九条の会」に繋がるものです。
 緩やかに、縛られない「九条の会」の運動が職域で地域で全国に7500にもできているそうです。
 緩やかな運動の輪が、強かな意思を集めて、大きな運動になっています。

◆国民議員制度
 総選挙が終わって10日ばかり、民主、社民、国新3党の 連立合意に至ったようです。
 選挙期間中は、恥ずかしげもなく自分の名前を叫び、自分が如何に優秀かを誇示し、他人の悪口を言い、あるいはヘラヘラと他人の手を握ってまわり、挙句は 土下座までする始末です。彼らの親は息子や娘をこんな恥ずかしい人間と育てたのでしょうか。
 当選すればしっかり見返りがあるからできるのでしょうね。


 マガジン9条には、多彩な執筆者がおられます。「愛国問答」を連載されている
鈴木邦男さんのもそ の一人です。
 国会議員も選挙ではなく、裁判員と同じように国民から選んだらと提案?されています。

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 出たい人、なりたい人はもういい。いらない。国会議員は全員、国民の中から無作為に抽出する。これでこそ、本当の「民意」だ。学生もなるだろう。フリー ターもなるだろう。養老院に入ってる人もなるだろう。ヤクザもいる。右翼もいる。極左過激派もいる。警察官もいる。自衛隊もいる。皆、2年間は休職して、 議員になってもらう。国民の全体の「縮図」だ。一番の民意反映だ。文句がないだろう。
 「国会議員全部」がそうなったら不安だという人のために、1割位は今までの旧いタイプのプロ議員を残してもいい。民主、自民、公明、社民、共産… と、 各5人位は残す。そう、テレビ討論会に出ている人たちだ。これは「看板」として残し、毎日テレビに出て激論し、お笑い芸人と一緒になって歌ったり、お芝居 してたらいい。でも、それは一つの「参考」だ。それを参考にして国会で決めるのは「国民議員制度」で選ばれた素人の方々だ。それでいい。
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 こんな発想をされるとは鈴木さんのユニークさは格別ですね。
 
テレビ討論会の常連の政治屋どもには5人ずつ議席を残して、テレビに出続けて「お 笑い芸人と一緒になって歌ったり、お芝居してたらいい」とは面白い。吉本興業政治部民主党班や自民党班に所属してもらい政治バラエティで人気を競って貰い ましょう。

 なんと言っても、国民の意思が正しく伝わる議員の選び方 が民主主義の大前提だと思います。

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 「今週の提案」はこれでおしまい。どうも、やけになって、こんなことを考えついたようだ。民主党の圧勝は嬉しいけど、僕の応援し、期待していた社民党の 保坂展人さんは落ちた。自民党の井脇ノブ子さんも落ちてしまった。残念だ。二人とも苦労に苦労を重ねて議員になった。他人の痛みが分かる政治家だった。二 人とも、首相になってほしかった人だ。
 「わしが首相になったら鈴木君を法務大臣にする」と井脇さんは言ってくれたのに。そうなったら、死刑を廃止し、「時効廃止」を廃止したのに。デモ、集 会、ビラ配り、チラシ配り… は無制限に自由にする… と、いろいろ考えていたのに、全ては夢になってしまった。
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 鈴木法務大臣の死刑廃止、デモ、集会、ビラ配り、チラシ配りは無制限に自由にするという政策に賛成です。
 死刑が犯罪の抑止効果があるとは思えません。近頃は死刑にして欲しいと犯罪を犯す輩が出てくる世の中の状況です。
 金持ちはテレビの電波を買い取って、新聞の紙面を買い取って自分たちの考えを主張できます。金も力もない大多数の庶民にとっては自分たちの考えを主張す る方法がデモであったり、ビラを配ったりすることが基本的な権利だと思います。

◆インフルエンザ騒動
 「新型」インフルエンザが流行っているとのこと。たぬき先生こと小児科医の毛利子来さんの「インフルエンザ騒動」 (09/05/23)を改めて紹介します。

◇「新型」インフルエンザは「新型」ではなく、ソ連型の変 異株で日本人の多くは免疫を持っているので「大流行」になるはずがないとのこと。

◇「インフルエンザにかかった人の症状が悪化したり深刻な 状況になるのは、その人自身のもともとの健康状態や、経済的な要因が大きいと考えます」(引用)
 「病原菌はいつでも存在するが、気温、湿度、日照などの条件がそろった時に発症する」と、
ゴルフ場のグリーンキーパーに 聞いたことがあります。
 人間の病気も同じですね。人間は社会的な動物ですから「社会」から受ける影響は大です。

◇ウイルスはマスクを簡単に素通りしてしまう。
 でも、幼稚園にはマスク着用が義務付けられているとか、「うつしてはいけない」という考え方が親も子のストレスを生んでいるように思います。

◇インフルエンザ騒動で儲けるのは製薬会社、舛 添厚生労働大臣は自分の存在を誇示するために「騒動」を利用しました。もうあの顔を見なくて済みます。

◇「たいていのインフルエンザは、かかって熱が出たとしても3日も寝たらなおります。私のようなことをいう医者は、主流ではなくなり取材されることも少な くなりましたが、『病気』やウイルス、病原菌と人間の関係について、もう一度、医者も含めて考えなおす時期にきているのではないでしょうか?」(引用)
 騒動に惑わされずに健康に過ごしたいものです。
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