09/09/11 善財童子
爽やかな秋の気候
にも拘らず、早くも夏の疲れが出たのでしょうか?心身ともにすっきりとしません。
そんな時には、西大寺の善財童子の顔でも拝みに行こうと奈良・西大寺まで行ってきました。今回も自転車でなく近鉄電車で出かけました。
灰谷健次郎さんの小説「兎の眼」の中で、主人公の女教師が学生時代に訪ねたことのある西大寺を訪れて善財童子に心を癒される仏像です。
近鉄の大和西大寺駅は近鉄の京都線、奈良線、橿原線がクロスする大きな駅ですが、駅舎も南北の駅前広場もゴ
チャゴチャとしています。
工事中の南口を出てすぐ西大寺の土塀に沿って少し歩きます。東門を潜って
いくとお寺の経営する幼稚園の帰宅時刻のようです。上昇志向の強そうな母親に連れられて無邪気に子どもたちが土煙を上げています。
幼稚園の喧騒を抜けると参拝の人もなく静かな境内です。赤と白の萩の植え込みが数ヶ所あります。
拝観客も私だけ、ゆったりと見学できました。
美術館や寺社ではなぜ撮影禁止なのでしょうか?フラッシュが美術品や仏像などを傷めるとは思えません。撮影した画像を商売に使われるのを危惧しているの
でしょうか?他の拝観客に迷惑だからでしょうか?
こちらのサイトに善財童子の画像があります。http://nara.jr-central.co.jp/campaign/saidaiji/watch/zenzai.html
左足を前に出し、身体をやや右にひねり両手は正面で合掌、顔を右上方に向けて獅子に乗った文殊菩薩を見ています。
髪を両耳の上辺りで丸く結んでおられます。
立ったり座ったり、近寄ったり離れたり、右から見たり左から見たりして、ゆっくりと拝観させていただきました。
駅に戻って、大阪回りで帰宅します。
焼肉、韓国料理屋がたくさんある鶴橋で途中下車してみますが、知らない店に一人で入る勇気もなく、近鉄、JRの駅前を一回りして退散します。
結局は梅田の行きつけのビアホールで軽く飲んで、いい機敏で帰宅しました。
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