09/09/18 ゴタゴタモ楽し
民
主・社民・国新政権の閣僚から日米密約調査を命令(外相)、八ツ場ダム建設中止(国交相)、死刑執行は慎重に(法相)、後
期高齢者医療制度を廃止(厚労
相)など選挙公約どおりの発言が相次いでおり、政権が変わったと実感させられます。
また一方では、新政権の立ち上がりのゴタゴタがことさら報道されているように思います。
◆「副大臣人事、ぎりぎりまで混乱=辻元氏の就任辞退問題」(時事通信)
国土交通副大臣への就任を社民党の辻本国対委員長が国会運営に専念したいと断ったとか。
その後、社民党は副大臣と国対委員長を兼務させることで決着したそうです。他紙では連立内部に不調和音もと。
→前原国交大臣の下で辻本副大臣の働きを見たいものですが、国対委員長との兼務などできるのでしょうか?
→社民党の人材不足のお家事情もあるのでしょうか?
◆「鈴木外務委員長:自公が就任反対、衆院本会議開会遅れる」(毎日新聞)
衆院の常任委員長の一つ外務委員長に、民主党と統一会派を組む新党大地の鈴木宗男代表を充てるとした人事案に自公が反発したが議長議長指名する案で落ち
着いた。
→政権の座から追い落とされた自公両党は、これからも小なることに「イチャモン」をつけてくることでしょう。
→文部科学委員長に就任する田中真紀子元外相とともに元自民党所属議員である鈴木氏の言動は注目です。
◆「首相、事務次官に定例会見中止を指示」(日経新聞)
鳩山首相は「府省の見解を表明する記者会見は大臣などの『政』が行い、事務次官などの定例記者会見は行わない」との方針
から各事務次官に「定例の記者会見をやめてほしい」と指示したとのこと。
この「会見禁止令」に各所から反応がでています。
◇マスコミ
「社説:『会見禁止令』 政治主導の看板が泣く」(毎日新聞)
◇新聞労連
「鳩山政権の事務次官記者会見禁止…新聞労連が抗議」(スポニチ)
マスコミは政治家であろうが、官僚であろうが記者会見や記者発表に頼りすぎているのではないでしょうか?
四国新聞は「民主主義の風景」という企画の中で「記者クラブの功罪」を取り上げています。地方紙の記事ではあるが「記者ク
ラブ情報の割合は、八二・五%。言い換えれば、記者クラブに依存しない独自ニュースは、二割にも満たないことを示している」そうです。官の発する情報を受
け流している実態の一部が見えます。
この際、大マスコミの特権である記者クラブ制度の廃止を含めてマスコミの側にありようを考えて貰いたいものです。
ゴタゴタとした情報が多めに流されますが、アメリカには「100日間のハネムーン」という言葉があるそうです。新政権の発足から100日くらいはあまり
批判しないでおきましょうとのことのようです。
新閣僚の着任早々の勇ましい発言は今後の行動で検証していきたいものです。
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