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09/09/25 日々好日かな

 連休に帰省してい た娘夫婦と孫たちが帰り、我が家にも静かな生活が戻りました。
 短い滞在でしたが、幼子の成長には驚かされるばかりでした。

 1945年7月26日に発せられたポツダム宣言が、何故8月14日まで受諾されなかったのかという疑問は「九条の会」の事務局長をされている小森陽一さ んの「天皇の玉音放送」という本を読んでいて少しずつ分かってきました。いずれ紹介したいと思います。

 さて、今日は日ごろ読んでいるWebサイトやブログからいくつかの話題を紹介します。

◆政治は誰のためにあるのか?
 「マガジン9条」 の鈴木邦男さんのコラム「愛国問答」に「『
アナキスト』宣言」という過 激なタイトルの記事がありました。

◇勲章
 鈴木さんは「叙勲制度には反対だ。それに文化勲章や国民栄誉賞にも反対だ」と主張されています。その理由は「世の中の成功者はそれだけで世間から称賛を 受けているから国家が追認する必要はない」から。
 同感ですね。そして国家はこのような報奨制度を政治的に利用しますから油断なりません。

◇弱者のための政治
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 強いもの、成功した者は放っておけばいいんだ。十分に称賛されている。弱いもの、傷ついた者を救うのが国家の役目だ。大体、人間は何のために国家をつ くったか、考えてみたらいい、だまっていたら強い者だけがまかり通り、弱者を喰いものにする。ホッブスだってそう言ってるじゃないか。だから、弱者も生き られるようにルールをつくった。それが国家だ。だから、国家本来の仕事に専念してもらいたい。
---------------------(引用)
 鈴木さんのような正統右翼も、私のような似非左翼も同じ考え方をするものです。
 政治は社会の弱者のためにあると思います。

◇謝罪
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 それと、失敗したり、他人に迷惑をかけた時は謝る、弁償する、ということだ。個人の生活でも当然のことだ。教育だって「ごめんなさい」と「ありがとうご ざいます」。この二つだけでいい。これさえ言えれば、立派な人間だ。
---------------------(引用)
 自分が間違っていても絶対に認めず、他人の所為にする人ばかり、そんな人だけが政治を語り、世の中の「幸せ」を語っていると。
 戦争責任は国家が続く限り謝罪する。二度と戦争しないことを誓うのだともいわれています。
 この辺が、鈴木さんが只者の右翼でないところでしょう。天皇の戦争責任を訊いてみたい気もしますが少々おっかないですね。
 
大杉栄、伊藤野枝、小林多喜二、幸徳秋水などなど、国 家に殺された人たち、さらに冤罪被害者たちに国家が責任を取るべきだと。大杉栄、小林多喜二らを遡って「国葬」にし、彼らを殺した日を国民の休日にし「国 家の犯罪」を忘れないようにする。
 こんな世の中になったらいいですね。神話を根拠にした2月11日の「建国記念の日」より、2月20日は「多喜二の日」としましょう。

 そして最後に下記のように結ばれています。
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 それによって国家の「思い上がり」目線を阻止すべきだ。格差社会、過当競争の被害者犠牲者を救う。国家の役割はそれだけでいい。「強い国家」「凛とした 国家」なんて必要ない。自分が凛と出来ないで、国家に求めるなんて悲しすぎる。
---------------------(引用)

◆民営化=国民の財産をバーゲン価格で
 ソフトウエア販売会社アシストの社長ビル・トッテンさんのコラム「Our World」に「正しい方向へ転換できるか」と題した記事がありました。

 最近話題となったかんぽの宿の売却だけでなく、今まで多くの国民の財産が二束三文で民間に売られてきました。
 アメリカでは今でも「民営化」が盛んに行われているようです。

◇アリゾナ州では、州刑務所や州議会などを売却した代金約7億ドルを得たが、その建物を使い続けるために毎年賃料を払い続けなければならないそうです。

◇シカゴでは、市のパーキングメーターが半額ほどの価格で売却されて民営化になり、駐車料金が2倍から4倍にもなったそうです。

◇ペンシルバニア州では、民営化された少年刑務所から賄賂を受け取っていた判事により02年からおよそ5000人もの未成年者が保護監察官の反対にもかか わらず刑務所に送られたそうです。

◇イラクに駐留するアメリカ軍の次に大きな部隊は民間企業に雇われた傭兵だそうです。民営化されているのは兵舎の建設や食事の供給などロジスティック面だ けでなく戦術訓練を受けた人材をイラクに送っているそうです。民間企業には膨大な税金が支払われているのです。まるでハリウッド映画の世界です。

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債務超過で破綻すれば国有化し、売って儲かれば民営化するというアメリカのやり方は、結局は同じ人々、つまり一般国民ではなく一握りの支配者層だけが富を 手にするという構図である。小泉改革は、「子どもたちの世代にツケを残さず、安心で安全な社会を維持する」というマニフェストのもと、民営化、規制緩和を 行ない、同時にさまざまな手当て、年金をカットした。結局、子供たちの世代の負担を増大させたのである。しかしこれも、自民党を長年支援し続けた、または 無関心から選挙で投票すらしなかった国民の責任である。今回の政権交代においても、日本が正しい方向へ転換できるかどうか、それは民主党だけではなく、有 権者自身の意識にかかっている。
---------------------(引用)

 郵政民営化を行ってきた売国奴小泉純一郎、竹中平蔵らは、新しい政権によりキチンの弾劾されるべきでしょう。

◆「戦犯」は断罪しなければならない
 安部譲二さんのWebサイト「大人気ない オトナ」に「みんな懲役に叩き込め!」という記事がありました。

 アメリカのオバマ大統領のプラハ演説などを評価する人たちもいますが、先のビル・トッテンさんは経済政策を批判していますし、安部譲二さんはオバマ大統 領のアフガン増派方針に「
オバマはなぜ、ブッシュが始めた皆殺しを、やめないのか。」(引用)と言っています。

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俺がオバマ大統領だったら、少なくともブッシュ前大統領と チェイニー前副大統領は、9.11同時多発テロ事件の被告として、裁判にかけてい る。半年ほど飛行学校で操縦を習ったぐらいで、アラブ人の若者が大型ジェット旅客機を、ドンピシャリ貿易センタービルやペンタゴンに、ぶつけられるわけは 絶対にない。
----------------------(引用)

 平和のための戦争、正義のための戦争、自由のための戦争ってあるはずがない。
 自分の?他人の?正義のために、人を殺してもよいとの論理は成立しないと思います。


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革命に成功した日本の民主党は、これまで散々税金を騙し取って来た自民党の政治屋どもと、官僚や政商を逮捕して無期懲役を喰らわせろ。
オバマが出来なかったことをやってこそ、
俺は小沢一郎とハトポッポを“日本のチェ・ゲバラ”と言ってやる。
小泉純一郎と竹中小僧、それに日本郵政の西川某とオリックスのナマ狡い社長を逮捕して、素人の裁判員なんかじゃなく、商売人のプロの判事が裁判をやって、 無期懲役で刑務所で泣かしちまえ。判決はともかく、逮捕して法廷に引きずり出せ。
ついでに“地デジ”も“比例代表制”も“裁判員制度”も、自民党のバカが決めたことは、白紙に戻して考え直せ。
オバマと一緒なら民主党の天下も、木曽義仲と同じことになるぞ。
-----------------------(引用)

 格差社会を生み出し、失業者と自殺者を増やし続けて「戦犯」を公開の場で弾劾すべきだとの思いは同じですね。
 もし、今度の政権交代を「革命」と呼ぶなら、前政権の悪事を暴いてこそ真の「革命」と呼べるでしょう。

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